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ワールドカップ取材用出入証、他人が発給受け出国

ワールドカップ取材用出入証、他人が発給受け出国

Posted May. 27, 2002 14:15,   

「スミス・マイケル・ポール」という名前のアメリカ人(33)が英国記者のワールドカップ(W杯)取材用出入カードを代わりに発行してもらった後、出国した事実が明らかになり、W杯の安全問題が浮き彫りになっている。

この出入カードさえあれば、W杯の試合が行われる韓国と日本のすべての競技場に入ることができ、万が一、 カードがテロ分子の手に渡される場合、大会の安全が大きく脅かされる。

警察庁が26日、明らかにしたところによると、ポール氏は16日、ソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)W杯国際メディアセンター内のメイン登録センターで英国のサンデーミラー紙のスミス・ポール・マイケル記者の取材用出入カードの発給を受けた。

これはマイケル記者が20日、出入カードの発給のためメイン登録センターに行ったが、自分の名前ですでに出入カードが発給されていることを知り、警察に申告したもの。

問題の出入カードは、登録番号「120019571」で、ボランティアの崔(チェ・23・公益勤務要員)某氏は 「パスポートの名前などを確認した結果、不審な点がなかったため、写真を撮影した後に発給した」と話している。

警察は99年にパスポートを紛失したことがあるというマイケル記者の陳述で、マイケル記者と似た名前を持った外国人の出入国を照会した結果、15日仁川(インチョン)空港に入国し、W杯国際メディアセンター近くのホテルに泊まった容疑者、ポール氏を突き止めた。

警察がホテルの監視カメラを調べた結果、ポール氏は20日、日本へ出国するため、ホテルでチェックアウトする時、問題の出入カードを首にかけていたことが確認された。

また、ポール氏が宿泊者名簿に署名したサインと、出入カードの受領証のサインが同じであることも明らかになった、ポール氏は日本を経由し、24日、米国へ出国したことが確認された。

警察はポール氏が第3者の要請を受けて、出入カードの発給を受け、韓国と日本でこのカードを誰かに渡した可能性があるとみている。

警察関係者は 「ポール氏の名前がマイケル記者と似ている点から考えてみると、ポール氏のパスポートが偽造された可能性がある。パスポートを偽造する程なら 発給してもらった出入カードの写真も十分に偽造できるだろう」と話している。

警察庁は問題の出入カードを利用した競技場のテロの可能性にそなえ、W杯 期間中、競技場に出入りする外国人に対する検問検索を強化するとともに、 記者と大会関係者などの出入カード確認も強化するように全国の警察に指示した。



李賢斗 ruchi@donga.com