ソウル地方検察庁特別捜査2部(車東旻部長検事)は、未来都市環境代表の崔圭善(チェ・ギュソン)容疑者がS建設から電子会社設立の名目で受け取った4億ウォンのうち、相当の金額が金大中(キム・デジュン)大統領の3男、弘傑(ホンゴル)氏に渡されたとみて捜査を進めている。
S建設前社長のユ某氏は、検察に「崔容疑者が昨年3月、半導体チップメーカーの設立を提案し、4億ウォンを渡したが、後になって崔容疑者がその金を政府高官に渡したと話した」と陳述した。崔容疑者の側近らは「崔容疑者は、その金の大半は弘傑氏が使ったと話したことがある」とした。
この陳述にもとづいて、崔代表の借名口座の捜査を通じて、金が弘傑氏またはファン・インドン氏に渡されたかどうかを確認している。
ユ前社長は、崔容疑者が会社設立を進めないため、昨年10月金を返してもらったと語った。
検察は、崔容疑者から金と株式を受け取った疑いで、前ソウル市政務副市長の金熙完(キム・ヒワン)氏を23日召喚する方針だ。金熙完全副市長は、00年12月、タイガープールス・インターナショナル(TPI)代表の宋在斌(ソン・ゼビン)氏に崔容疑者を紹介し、宋氏が提供した金と株式を崔容疑者とともに受け取った疑いや、崔容疑者と対策を協議した疑いがもたれている。
検察はまた、先週末米国に逃げた警察庁特別捜査課長だった崔成奎総警の自宅を立ち入り捜査したが、犯罪の手がかりになるようなものはなかった。
李明鍵 gun43@donga.com · myzodan@donga.com






