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インドの宗教衝突、北部へも「飛び火」

Posted March. 05, 2002 09:40,   

インド西部のグジャラート州で先月27日発生したイスラム教徒とヒンズー教徒間の流血衝突が、人口の最大密集地域である北部のウタル・ブラデシ州に広がる兆しをみせ、治安当局が緊張している。

現地の警察は、ウタル・ブラデシ州で3日、イスラムの物売りがイスラム教徒とヒンズー教徒の投石戦中、刃物で刺されて死亡し、2日は両教徒間の衝突で2人が死亡したと明らかにした。当局は、さらなる流血衝突を防ぐため、ウタル・ブラデシ州のアリガル市に通行禁止令を下し、2000余人の準軍事兵力を配置、4人以上の集会を禁止した。

人口1億9000万人のウタル・ブラデシ州には、イスラム教徒数百万人が住んでおり、過去にもアリガル市をはじめとする他の都市で、宗教間の衝突が起きている。

一方、グジャラート州では、3日もイスラム教徒4人が火に焼けて死亡し、警察の発砲で6人が死亡するなど、流血衝突が相次いだ。警察当局は、4日までの死亡者は538人と発表したが、野党側は800人を超えると主張している。

今回の両教徒間の衝突は、800人の死亡者が出たムンバイ暴動以降、最も大きな衝突だ。