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「悪の枢軸」発言は非生産的、カーター元大統領

「悪の枢軸」発言は非生産的、カーター元大統領

Posted February. 25, 2002 09:28,   

カーター元米大統領は、ブッシュ大統領の北東アジア歴訪についての論評の中で、「『悪の枢軸』発言はあまりにも単純な発想から出た非生産的な発言だ」と語った、とニューヨークデイリーニュースが23日報じた。カーター元大統領は「『悪の枢軸』発言による損失を埋めるのに数年はかかる」とし、ブッシュ大統領の歴訪の成果を否定的に評価した、と同紙は伝えた。

一方、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は23日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を崖っぷちに追いつめる米国のやり方は、效果が期待できないとし、北朝鮮の核の脅威の解消に向けて、ニンジンとムチを適切に使い分け、対話による解決を模索する外交政策の推進が望ましいと主張した。

同紙は「ブッシュ大統領が、北朝鮮に侵攻する意思がないことを明らかにしたものの、アフガニスタン事態以降、北朝鮮も制圧しようとする誘惑も感じられる」とする一方、「金正日(キム・ジョンイル)総書記の最優先目標は政権の生存であり、韓国を武力統一しようというものではない」と指摘した。

さらに「北朝鮮政権を延命させることは民主主義のためにならないということが基本的な考えであるが、北朝鮮は事実上失敗したという前提を受け入れるならば、米国は北朝鮮を説得して韓国への脅威を削減させる政策を取ることが望ましい」と強調した。



konihong@donga.com