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「絶対韓国に負けられない」 対韓国戦前に米監督

「絶対韓国に負けられない」 対韓国戦前に米監督

Posted December. 06, 2001 09:53,   

「頑張れ!もう少し頑張れよ!」

5日、済州道西帰浦(チェジュド・ソギポ)のワールドカップ(W杯)競技場の補助グラウンド。ブルース・アリーナ米代表チーム監督の大きい声が太い雨脚を抜いてグラウンドに響き渡っていた。

雨で体がびしょびしょになっている19人の米国選手たちは、雨にめげず口から引き続き白い息を吐きながら、だんだんスピードを増していた。旅の疲れがまだ残っている表情だったが、選手たちの身動きは活気に溢れていた。

「スペースだ!」と怒鳴りながら選手たちの前進パスを指導するヒディンク韓国代表チームの大声が聞こえてくると、アリーナ監督の眼差しは自然に向こうの韓国チーム訓練場に向かった。

9日午後5時、西帰浦のW杯競技場オプン記念で親善試合を行う予定だった両チームは、あいにくも来年のW杯本大会で同じ組に振り分けられ、訓練する時からとかく神経を尖らせていた。

同日の午後、仁川(インチョン)国際空港を経て、西帰浦に到着した米国代表チームは荷物をホテルに置いてからすぐグラウンドに向かった。隣の球場で1時間前から訓練をしていた韓国代表チームに視線を投げたアリーナ監督はすぐ、現場に寄せ掛けていた100人ほどの国内外の記者たちに見せかけるかのように、ランニング、体操、ミニ・ゲームに続く強度高い訓練に入った。

アリーナ監督は「気軽に試合に臨むつもりだが、我々は欧州で活躍している選手たちがまだ合流していないので、100%の戦力ではない」と煙幕を張るように言った。ストライカーのブライアン・マックブライドも「我々はゴール決定力が弱い。W杯では得点機会が多くないため、この部分が気になる」と相づちを打った。だが、MFコビー・ジョンスは、「選手層が厚いところが我々の強みで、より多くの経験を重ねると来年の大会では良い試合ができると信じる」と述べ、自信を披露した。

同日、米国がグラウンドを半分だけ使いながら短いパス中心のミニ・ゲームをした反面、韓国はグラウンド全体を使いながら攻撃戦術を磨く実践訓練をしていた。両チームの監督は、それぞれチームの指導に夢中になっている様子だったが、グラウンドには何となく鋭い緊張が漂っていた。9日の親善試合は、いつしか両チームにとって、絶対敗退できない自尊心をかけた一戦になりつつある。

一方、米国チームの入国と共に、ワールドカップ組織委員会の安全対策統制本部は非常事態を迎えた。安全本部は、米国代表チームが仁川空港に到着した瞬間から専従のボディーガードチームを配置し、済州空港に移動する飛行機の中でも私服姿で同乗し、宿所の某ホテルでも24時間警戒態勢に入った。



梁鍾久 yjongk@donga.com