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ビンラディン氏、核兵器と化学兵器保有言明

ビンラディン氏、核兵器と化学兵器保有言明

Posted November. 12, 2001 09:58,   

9・11テロの首謀者とされているオサマ・ビンラディン氏がテロ事件発生以来始めて、マスコミとのインタビューで、「我々は核兵器と化学兵器を保有している」と主張した。

パキスタンの有力紙アウシャフ(AUSAF)紙は10日、ビンラディン氏が同紙のハミッド・ミール編集局長と行った単独会見で「米国が我々に対し核兵器と化学兵器を用いれば、我々も同じ方法で報復する」と明らかにしたと報じた。

ミール編集局長はインタビューの信憑性を問う西側マスコミの質問に対し、「7日の夜中、アフガニスタンの首都カブールで、目隠しをされたまま小型四輪駆動車に乗せられ、5時間ほど異動した後、カブールよりずっと寒く、対空砲火の音が聞こえる泥の小屋で、8日午前、ビンラディン氏に会った」と、インタビューの経緯を明らかにした。

同氏はまた、「十数人のボディーガードを率いて核心側近のアール・ズワヒリと共に現われたビンラディン氏は、従来のとても柔らかい口調とは違って、熟練された雄弁家のように熱っぽく語り、よく笑うなど、自信感に満ちている姿だった」とし、「しかし、彼は近く米国によって殺害されるかも知れないという脅威を感じており、死ぬ準備ができていると強調した」と伝えた。

次はアウシャフ紙とパキスタンの英字新聞、「ドーン(Dawn)」紙に同時報道されたビンラディン氏との一問一答のまとめ。

—9・11テロの攻撃で命を失った罪のない民間人の死をイスラム教の教えで正当化できるのか。

「攻撃は女性と子供をターゲットにしたものではなく、米国の軍事力、経済力の象徴を狙ったものだった。米国とその友好国はパレスチナやチェチェン、カシミール、イラクなどで我々を虐殺している。我々は抑止力として兵器を保有している。」

—米国がサウジアラビアから撤退し、アールアクサ寺院が開放されれば、他のイスラム国家で

裁判を受ける用意があるのか。

「アフガニスタンだけが有一のイスラム国だ。サウジもイスラム国家でないと思う。米国が私を起訴する疑いを持っているならば、我々も同じく米国の犯罪事実を確保している。」

—エジプトの最高イスラム教聖職者があなたとイスラムは何の関係もないという布告令を出しているが。

「イスラムの歴史においてそのような人は大勢いる。彼らは個人的な利益のため敵を支援するが、慎のイスラムの律法学者は、米国に対するジハード(聖戦)を支援している。」

—(タリバーンの最高指導者)ムハマド・オマル師の娘が家内だと知られているが、事実なのか。

「(笑いながら)私の家内は全員アラブ人だ。娘らも全員アラブ・ムジャヒディンと結婚している。私はオマル師と精神的な関わりを維持しているだけで、個人的な関係ではない。」



sechepa@donga.com