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ロシア、韓国に23万トンの漁獲量を割り当て

ロシア、韓国に23万トンの漁獲量を割り当て

Posted October. 24, 2001 09:30,   

ロシアが自国の水域内で韓国がスケソウダラ(20万トン)、サンマ(1万5000トン)、タラ(1万5000トン)の合わせて23万トンを獲得できるクォーターを割り当てることで両国が合意したことが明らかになった。

これを受けて、来年南クリル(北方4島)周辺水域でサンマ漁ができなくても、サンマの需給には問題がなくなるものと見られ、これまでこじれていた韓国と日本、ロシアの3国間のサンマ漁紛争が解決される見込みだ。

海洋水産部高官は23日、「ロシア側が韓国に対し来年、スケソウダラ、サンマ、鱈を含んだ23万トンのクォーターを保障することにした」と述べた。

同高官は「最近、ロシアのラズドゥラチェンコ国家漁業委員長(長官級)との間で、このように合意にこぎつけた」とし、「両国は来月22日、ソウルで開かれる予定の韓・ロシア漁業委員会でこのような内容を発表できる」と加えた。

ロシアは最近、南クリル水域でのサンマ漁問題を協議するため、現地を訪問した韓国代表団に「韓国の漁業利益を尊重する」と明かしていた。

同高官はまた、「南クリル水域の他の代替魚場については、経済性の問題があるが、ロシアは(韓国漁船が)1万5000トンを獲得している南クリル水域のほかにもそれ以上の経済性を保有した漁場を提供すると提議した」と強調した。これに関連し、韓国遠洋業界は初めて、ロシア業界と合弁会社を設立し、スケソウダラ漁を始めた。

海洋水産部は「韓国の遠洋業者である『デリム水産』と『グクドン物産』が、ロシア水産業者と合弁会社を設立し、西ベーリング海でスケソウダラ漁を行っている」と語った。韓・ロシアの合作操業は今回が始めて。

「デリム水産」はロシアのエカマル社と「エカマルサハリン」という合弁会社を設立し、現在西ベーリング海でスケソウダラ漁を続けている。「グクドン物産」もロシアのツラルプロトゥ社と合弁し、20日から西ベーリング海でスケソウダラ操業に着手した。

韓・ロシア合作を通じ、韓国国内に搬入されるスケソウダラのうち、一定量については関税が減免される予定。



daviskim@donga.com