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高校生、授業中クラスメイトを殺害

Posted October. 14, 2001 19:46,   

高校生が、授業中の教室で教師とクラスメイトが見ている中、クラスメイトを刃物で刺し殺した事件が発生した。

特に、殺害した生徒は、組織暴力団を描いた映画「チング(友達)」を40回あまりも見て、普段自分をいじめてきた同級生に対する犯行の衝動を感じていたことが明らかになり、衝撃を投げかけている。

▲事件の発生〓13日午前10時10分頃、釜山南区龍湖洞(プサン・ナムグ・ヨンホドン)にあるD工業高校の1年生の化工科教室で、金某君(16)が刃物で同級生の朴某君(16)の左背中などを刺して殺した後、逃げ去った。

同級生たちによると、先月29日から欠席した金君はこの日も学校に現れなかったが、2限目の授業時間中に刃物を新聞紙に隠して後ろのドアから入り、後ろ側の座席に座っていた朴君の左背中などを一回刺したという。

事件当時教室では学生29人が出席した中、社会科目の授業が行われており、教師シン某氏(41)がノートの検査をしていたが、金君が突然入ってきて犯行を起こしたため、教師と生徒たちがこれを防げなかった。

▲犯行動機〓金君は、警察で「入学直後の3月から朴君からひどくいじめられ、一方的に暴行を受けたことを悔しく思い、このような犯行に起こした」と話した。

朴君に復讐してやろうと思っていた金君は、映画「チング」をパソコンで40回も見ては報復の衝動を感じ、犯行に至ったと供述した。金君は、朴君より体格ががっちりとしていたが、クラスでは「チャン」(ボスの意)のあだ名を持っていた朴君にひどくいじめられてきたと、生徒たちは言っている。

▲問題〓今回の事件は暴力的だったり暴力を美化する映像物が、感受性の鋭敏な青少年たちにいかに悪影響を与えているかを実際に証明した結果となった。

学校側と教師によると、金君と朴君は欠損家庭で育ったが、金君は内向きな性格で友人が多くなかった反面、朴君は性格が明るく1学期には学級委員を務めるなど、友達の間で人気があったという。しかし、二人とも校内のサークルなどとは無縁なものと伝えられた。

▲専門家の診断〓東亜(トンア)大学の孫勝吉(ソン・スンギル、56、倫理学)教授は「最近『チング』や『組織暴力団の妻』、『新羅(シンラ)の月夜』など、暴力を美化した映画やパソコンゲームなどが流行病のように広がっているのは社会的問題だ」とし、「暴力文化や校内暴力などを根絶するためには社会的な規制装置を強化したり、犯罪行為に対し罪意識を感じられるよう学校の倫理教育を強化するなど、多岐にわたる方策が設けられなければならない」と述べた。



趙饁輝 silent@donga.com