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ボンズ、ついに70号

Posted October. 06, 2001 09:49,   

人種差別の壁も投手らによる露骨な敬遠も、ボンズのホームランをくい止めることはできなかった。

米プロ野球サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズ(37)が、ついに70号本塁打を放ち、大リーグシーズン最多本塁打タイ記録を樹立した。

ボンズは5日、ヒューストン・エンロンフィールドで開かれたヒューストン・アストロズとの遠征試合9回の第5打席で、右中間フェンスを越えるソロ本塁打を放ち98年70本塁打の記録を作った「ビッグマック」マーク・マグワイア(セントルイス・カージナルス)と肩を並べた。

ボンズの70号ホームランは、「見えない差別」を乗り越えて打ちたてた記録であるだけに、なおさら価値あるものだった。98年白人のマグワイアがホームラン新記録に挑戦する時大いに沸いた米マスコミは、今年黒人ボンズのホームラン砲には特段の関心を示さなかった。一部のマスコミはコラムなどを通して「ボンズがマグワイアの記録を破らないことを望む」と露骨に本性を表した。

相手投手たちも、酷い敬遠をしたという点では差別は同様だった。ボンズが大リーグ最多四球新記録(175四球)をマークしたのがその証拠。特に先月30日、サンディエゴ戦で69号ホームランを放った後の3試合で2死球、7四球となるほど投手らが正面勝負を避けた。この日もボンズは1回と5回、6回に3度も敬遠された。ボンズは「6回は8対2でリードしていたため勝負とそれほど関係がなかったのに、故意四球を投げられた時は本当に頭にきた」と漏らした。

しかし、9回の最後の打席でついにチャンスが来た。相手投手は大リーグ登板がやっと2度目という新人のウィルフレド・ロドリゲス。1ストライク・1ボールで150kmの直球がストライクゾーンに入るや失投を逃すまいとボンズは力強くスウィングした後ホームランを直感したように両手を高く挙げた。打球はエンロンフィールド右中間2階席に落ちるという138mの大型本塁打。

ホームチームヒューストンの投手が先の打席でフォアボールを送った時ブーイングでなじった4万3734人の観衆は起立拍手で大記録を祝い、ボンズはグラウンドを一周してから本塁で待っていた息子ニコライを抱きしめた。ボンズは「誰もが私に『耐えることが肝心だ』と言った。これ以上そう言われなくてよくなったのが嬉しいし、私の家族がこの場に立ち会ってくれたのも嬉しい。妻はもう心おきなく眠れるだろう」と大きなスマイルを見せた。

468打数ぶりに70本塁打(6.68打数当たり1本)を放ち、大リーグ史上最小打数本塁打比率をマークしているボンズは、長打率でも0.848と1920年にベーブ・ルース(元ニューヨーク・ヤンキース)がマークした0.847を超えるなど、98年のマグワイアを凌ぐ。

ボンズは6日からサンフランシスコ・パシフィックベルパークでロサンゼルス・ドジャースとの最後のホームゲーム3試合でホームラン1本を追加すれば、本塁打の歴史を塗り替えることになる。6日のドジャースの先発投手は朴賛浩(パク・チャンホ)。

一方、ボンズの70本塁打に先立ってサンディエゴ・パドレスのヘンダーソンは、個人通算2246得点で1928年タイ・カッブの2245得点記録を更新した。



金相洙 ssoo@donga.com