小泉純一𩒐首相(写真)は、16日から22日までの東南アジア4カ国歴訪中に行う政策演説を通じ、アジアを重視して、韓国や中国との首脳会談を希望するとの意向を表明すると、読売新聞は3日報道した。
首相はインドネシア、タイ、シンガポール、マレーシアを歴訪することになり、政策演説は20日にシンガポールで行われる可能性が高いとされている。小泉首相はこの演説の中で、靖國神社参拝について、「戦争犠牲者に哀悼の意をささげるのが目的で、2度と戦争への道を歩むことがあってはならない」との考えを改めて強調すると見られている。
また、小泉首相は韓国や中国との首脳会談が速やかに実現することを期待するとの意を表明し、経済構造改革に取り組み、アジア経済の発展に取り組む日本の姿勢をアピールするものだと同紙は伝えた。こうした内容の政策演説は、10月に中国・上海で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会談に先立って、アジアに対する日本の基本姿勢を明らかにする一方、韓中との首脳会談実現に向けたムードを盛り上げるためのものだと、同紙は分析した。
日本の首相がアジア外交について政策演説を行うのは、1998年に小渕恵三前首相のベトナム・ハノイでの演説以来3年ぶりのこと。
沈揆先 ksshim@donga.com






