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[社説]釜山アジア競技大会の支援が急務

Posted September. 03, 2001 09:44,   

来年9月に釜山(プサン)で開かれるアジア大会の開催が危ういという見通しに対し、懸念の声が高まっている。財源調達の不備により事業が遅れ、特段の措置がない限り、釜山開港以来、最大のイベントと言われている今回の大会で、ややもすれば威信を損なうかも知れないという懸念が提起されている。準備不足を理由に大会の開催権を返上すべきだという話まで出ているというから、国際的に面目丸つぶれのような感じさえする。

監査院が釜山大会組織委員会と釜山市を対象に大会の準備状況を調査した結果、計65件の問題点を摘発し、是正措置を通知したという報道は衝撃的だった。国庫補助金は途方もなく不足な上に、キャラクター事業や国民体育基金の支援などが不透明で、予算不足にあえいでいるという内容だ。

このため、競技場の建設も遅々として進まず、このままでは乗馬競技場は大会終了後の12月初めに完成するという見込みだというから、いったい何をしてきたのかわからないほどだ。総921の事業のうち、なんと17.5%が当初の計画より遅れており、大会間近になって大騒ぎするのは目に見えている。計画通りだと、大会招致から6年経った今は、すべての準備が仕上げの段階に入る時点だ。にもかかわらず、大会を象徴するために建設している地下鉄の一部区間の工事さえも大会前に完成できるかどうかがはっきりしないというから、他の準備状況については言うまでもない。

釜山アジア競技大会は、開催する上でいろいろと不利な点があるのは事実だ。世界的な関心事であるサッカーワールドカップ大会(W杯)を終えた数ヵ月後に行われ、「拍子抜けした大会」になる恐れがある上、地方選挙と大統領選挙が大会前後に控えていることため、いろいろと関心を集めにくくはなっている。5月には釜山地域に対する政府の粗末な待遇論が持ち上がり、事務総長が辞退するなどの問題が起きたのは組織委がどれだけ疎外感を感じていたのかを物語っている。

4年毎に開催される大会は、オリンピックやW杯と同じように、開催都市だけでなくその国の自尊心と威信がかかっている。したがって、釜山アジア大会は決して単なるスポーツ行事ではなく、35億のアジア人との約束であり、釜山だけに責任を押し付けられるような地域行事でもない、国家的なイベントなのだ。ソウル五輪を成功させた韓国の名誉を、釜山大会で失墜しないよう、今からでも政府と釜山市は急いで支援計画を講じるべきだ。政府や国民すべてがW杯にだけ熱を上げるのではなく、釜山市の努力に関心と声援を送るべきだ。