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キム・ビョンジ「おとなしくするから出させてほしい」

キム・ビョンジ「おとなしくするから出させてほしい」

Posted August. 23, 2001 10:18,   

目立ちがちな韓国プロサッカーの看板ゴールキーパー、キム・ビョンジが胸を焦がしている。

ヒディンク監督の選手選抜基準に合わせて大人しくなり、プロ舞台で絶頂の技量を誇示しているにも拘わらず、一回離れた代表チームとの縁はなかなか戻ってこない。

キムはポスコKリーグの11試合に出場し、たったの6失点に止まっている。試合当たりの失点率が0.55でキム・ヘウン(0.77、城南=ソンナム=、イルファ)、シン・ウソン(0.85、安養=アンヤン=、LG)との差を広げ、国内ゴールキーパのうち、最高の鉄壁防御を誇っている。許した6ゴールも2つがペナルティーキック、1つが直接フリーキックによるゴールだった。浦港(ポハン)が22日午後現在、Kリーグの13試合で、たったの14得点に止まっている状況のなかで、首位の水原(スウォン)三星と1勝差で2位を守っているのもキムなしには説明できない。

キムのプレースタイルも大きく変わった。ともすればハーフラインまで出て観衆の肝を冷やしたりした場面はもう見つからない。ゴール前に立ちはだかり、極度の集中力を感じさせる落ち着いたプレーを見せている。5日、水原ワールドカップ競技場で開かれたプロサッカーオールスター戦の時も、キムは笑顔のいつもとは違って真剣に試合に望み、ショーマンシップを期待していた観衆に期待に答えなかった。

キムがこのように変わったのは、1月香港カールスバーグカップのパラグアイ戦で危険な前進プレーでヒディンク監督の信頼を失った後から。

キムはそれ以来、実力の面や行動の面で、自分の変わった様子を示すためにやっきになっているが、なかなかヒディンク監督の信頼は回復していない。

キムにとっては、来年のワールドカップへの出場が現役としての最後の機会であるとともに夢となっている。来月ナイジェリア戦を控えて再度招集される代表チームから彼の名前を見ることができるかどうか、注目したい。



鞖克仁 bae2150@donga.com