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メガワティ新大統領、新政局を構成

Posted July. 25, 2001 19:35,   

メガワティ大統領は、ワヒド前大統領の罷免決議に抵抗し、武装した警察を動員して国民協議会(MPR)の弾劾総会を死守したスロヨ・ビマントロ警察庁長と面談することで、24日初の公式業務を開始した。

しかし、ワヒド大統領が依然として大統領府に居座り、ワヒド大統領の支持者らが軍とにらみ合いを続けているうえ、所属政党が新政権に対する不服従運動を起こす動きを見せており、メガワティ大統領の前途は多難となりそうだ。

○…MPRの弾劾決定を拒否しているワヒド前大統領は、大統領府内でカセットの音楽に合わせて鼻歌を歌うなど、表向きにはさほど動揺したり不安そうな素振りを見せていない、と側近が伝えている。ワヒド前大統領は23日、テレビでMPR特別総会を見た後、激励に訪れた知人ジャヤ・スプラナ氏と冗談を言い合ったり歌を歌うなどして過ごしたという。また、知人が帰った後もベートーベンの交響曲を聴きながら1人で鼻歌を歌っていたとマスコミは報道した。

○…23日午前から大統領府前に集結したイスラム団体ナフダトゥル・ウラマ(NU)の会員などワヒド前大統領の支持者約600人は、24日の午後になっても座り込んだまま重武装の陸海空軍の特殊部隊と対峙状態だ。彼らは、今回の弾劾の先頭に立った中心人物としてアミン・ライスMPR議長を挙げ、「アミンを殺せ」と叫んだ。一方、ワヒド前大統領が所属する国民覚醒(かくせい)党(PKB)はメガワティ大統領が、違法な手段で権力を奪い取ったとし、納税の拒否と住民登録証の返納などの方法で市民不服従運動を行なうと脅しをかけた。

○…先進各国のマスコミは、メガワティ大統領の就任でインドネシアが安定を取り戻すものと見ながらも、メガワティ大統領の国政遂行能力に対し懐疑論を示した。

米国のCNN放送は、メガワティ大統領が、自分の就任を武力で支援する国軍の「マネキン」に転落させる恐れがあると報道した。

またAP通信は、メガワティ大統領が民族主義に訴える演説に長けているだけで知的能力に問題があり、特に軍閥および財界の汚職に関わった人物と親交が厚い夫のキエマスの影響力に振り回される恐れもあると懸念を示した。

しかし、英国のBBC放送はメガワティ大統領が「国父スカルノ大統領の娘であり、庶民層の高い支持を受けているという強みは無視できない」と分析した。

○…メガワティ大統領が就任した23日、インドネシアの株価は約2.0%上昇した。外国為替市場では、1ドル=1万230ルピアを記録、20日の1万1150ルピアに比べ8.9%の急騰を見せ、一時3月7日以来最高の9950ルピアまで急速にルピア高が進んだ。

ビコスバラス証券のアナリストは「メガワティ新大統領に対し、市場が肯定的に考えている証拠。経済は最悪の状態であるが、メガワティは有能な大統領となるだろう」と評価した。



權基太 kkt@donga.com