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北朝鮮、エジプトにノドンミサイル輸出の疑惑 イスラエル紙報道

北朝鮮、エジプトにノドンミサイル輸出の疑惑 イスラエル紙報道

Posted July. 18, 2001 20:38,   

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イスラエルのハーレツ紙は15日、イスラエル国防省の代表団が先週、米国を密かに訪問しブッシュ政権の閣僚らと会談し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がノドンミサイルをエジプトに売却した疑惑について話し合ったと、ワシントン発で報じた。

これとは別に、米政府と議会は最近、エジプト政府の閣僚らと合同会議を開き、この問題について論議したとされている。

米国とイスラエルの協議内容の詳細については明らかになっていないが、米国は今回の協議を通じ、様々な疑惑に対し「満足のいく答弁」を聞いたと、同紙は伝えた。また、これはエジプトがノドンミサイルの生産ではなく、すでに保有しているスカットミサイルの改良に向けた技術移転契約を締結したことを示唆するものだと消息筋は分析していると付け加えた。

イスラエルとの協議後、ブッシュ政権の閣僚らはミサイルの取引に対する制裁の一環として、エジプトへの武器輸出を減らすために努力を傾けていると言われている。

エジプトのノドンミサイル輸入疑惑が持ち上がったのは、エジプトと北朝鮮がノドンミサイル生産に向けて技術移転を含めたミサイル輸入契約交渉が大詰めの段階に入ったという、数ヵ月前の米情報機関の報告書が発表されて以来のこと。

米国は、射程800キロのノドンミサイルがエジプトに輸出されれば、イスラエルはもちろん中東の安定が一層阻害されると判断し、これに強く反対している。米国は先月、エジプトのマーヘル外相がワシントンを訪問した際にもこの問題を取り上げたが、マーヘル外相は「ムバラク大統領はミサイルの取引はなかったと話している。ムバラク大統領は嘘を付かない」と述べ、疑惑を一蹴した。



韓起興 eligius@donga.com