「1500億ウォン台の黄金路線を獲得しろ」。
大韓航空とアシアナが、今月中に配分される予定の国際線航空路線の運航権をめぐり水面下で熾烈な競争を繰り広げている。なかでも両社は、ソウル〜東京間週21回往復運航権の確保に死活をかけている。通常も平均搭乗率が90%に上っているうえ、来年は「韓日共催のワールドカップ」まで控えているため、航空会社としては最高の黄金路線だからだ。年平均1500億ウォン相当の売上が見込めるものと推算される。
両社は、自社に有利な統計数値をあげ、ソウル〜東京間路線権をより多く獲得しなければならないと主張している。
アシアナは、ソウル〜東京路線権の場合、大韓航空が週28回なのに対して、5回しかないのは不公平だと話している。通常「週7回、毎日1回」は運航しなければならないのに、「週7回」も運航出来ない状態が会社設立後13年間続いており、今回こそは21回運航権をすべて獲得し、バランスを合せなければならないとしている。
アシアナはまた、政府の「航空政策の基本方向」に「長距離は大韓航空、短距離はアシアナ」と規定されていることをあげ、短距離の東京路線はアシアナに割り当てなければならないと強く主張している。
アシアナのチャン・ソンジ常務は、「大韓航空がグアム島で起きた航空機墜落事故後、1年半の間、路線配分を中断する制裁を受けて不利益をこうむってきたが、全体的に見ればアシアナの方が冷遇されてきた」と話している。
これに対して、大韓航空は「収益の多い短距離路線である中国路線は、アシアナが大韓航空の2倍近くになっており、日本への就航路線数は17と同じくなった。週当たりの運航権回数でも、アシアナが107回と大韓航空(129回)の83%に上っていると述べている。
大韓航空はまた、「保有している航空機数が2倍ほど多いのに、路線の回数は週当たり328回(大韓航空)対286回でほぼ同じになっており、収益のいい日本路線の場合、この4年間で3回(大韓航空)対42回で生存を脅かされる状況だ」と反論した。
大韓航空のキム・ホテク取締役は、「航空機運航でもっとも重要な旅客機当りの運航時間が、大韓航空は267時間なのにが比べ、アシアナは307時間だった。このため、去年の営業収益率では大韓航空が0.41%だったのに対し、アシアナは8.11%と大差が生じており、今回のソウル〜東京間の路線権は『大韓航空を中心』に配分されるべきだ」と強調した。
政府による新規路線の配分基準は、「長距離は大韓航空、短距離はアシアナ」「中距離は路線別の特性を考慮する」などと曖昧な表現になっている。今まで長短距離を逆にして両社に配分したこともある。アシアナは原則に徹することを求めている反面、大韓航空は「短距離路線の連携なしに、収益性の悪い長距離路線だけを保有するとすれば、仁川(インチョン)国際空港のハブ空港としての機能を大きく損なう」と主張した。
具滋龍 bonhong@donga.com






