
「どんな大会であれ開幕戦は難しい試合になる。しかも開催国の韓国は200%以上の戦力を発揮するとみているので、決して油断せず安定したプレーを展開する」(ルメール・フランス代表チーム監督)。
「黄善洪(ファン・ソンホン)と 薛鐗鉉(ソル・ギヒョン)の2トップを基本に変化を加える一方、MFは時間差で選手を交代する形で相手を圧迫する『変更戦略』で対応する」(ヒディンク韓国代表チーム監督)。
30日午後5時、大邱(テグ)ワールドカップ競技場で開かれる2001コンフェデレーションズカップ開幕戦。98年ワールドカップ優勝チームで世界最強のフランスと2002年ワールドカップ開催国の韓国は、それぞれの必勝戦略をこのように語った。
世界ランク1位(フランス)と39位(韓国)の激突。しかし、予想外の試合展開になる可能性が高く、勝敗を決め付けるのはまだ早い。ベストメンバーが揃っているかどうか、そしてホーム試合か遠征かなど、戦略外の要素が絡んで、両チームはきわめて慎重な姿勢で臨む考えだ。
大会開幕を1日後に控えた29日、大邱壽城(スソン)区民運動場で最後の調整を行った韓国代表チームのヒディンク監督は「思い切った試合」を行うと言い切った。ヒディンク監督は「フランスが強いのは確かだが、韓国がフランスに勝てないことはないので最善の戦術で試合を運びたい」と述べた。
ヒディンク監督は、黄善洪が負傷から回復してはいるものの、最高のコンディションではないということから、後半に交代メンバーとして投入して得点を狙う、と明らかにした。
ヒディンク監督は、25日に行われたカメルーンとの親善試合前半に見せた「4−5−1」システムでフランス戦に臨む戦略を立ててきたものとみられる。つまり、黄善洪が投入される前まで薛鐗鉉をトップに立て、MFには高宗秀(コ・ジョンス)、柳想鉄(ユ・サンチョル)、李栄杓(イ・ヨンピョ)、崔成勇(チェ・ソンヨン)、朴智星(パク・チソン)を、守備陣には洪明甫(ホン・ミョンボ)、金泰映(キム・テヨン)、李敏成(イ・ミンソン)、宋鐘国(ソン・ジョングク)をスタメンとして出場させる計画だ。
この顔ぶれは攻守とも安定したフランスを意識した戦術で、MFはディフェンスを兼ねた形で、多様かつ厚く固め、相手の攻撃を積極的に防ぎ、高宗秀、 崔成勇 による左右サイドからの突破と薛鐗鉉の攻撃力に期待をかけるという意図だ。
開幕前日に入国した直後から適応訓練を行っているフランスは、競技場となる大邱ワールドカップ競技場で韓国との開幕戦に備えた実践訓練を開始した。
フランスチームは、98年ワールドカップ優勝当時のメンバーが8人も加わっており、この日の練習では、アネルカとウィルトルドを2トップにし、ジョルカエフ、ヴィエラ、カランブー、デュガリをMFに据え、サニョル、ルブフ、デザイー、リザラズを守備陣に、ラメをGKとする「4−4−2」システムを確かめていた。
本紙のサッカーコラムニストでもある許丁茂(ホ・ジョンム)KBS解説委員は「戦略的には韓国がフランスより少し劣っているのは事実であるが、フランスも新人が多数加わったためチームワークを作る時間がほとんどなかったと思われる。その上、試合当日の大邱の気温が真夏日よりとなるものとみられ、韓国が前半にフランスからの攻撃を冷静に防ぎ、後半の攻撃に力を入れれば、予想外の結果が期待できる」との見通しを述べた。
梁鍾久 yjongk@donga.com






