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ブッシュ、ダライ・ラマ支持を表明

Posted May. 24, 2001 13:51,   

ブッシュ米大統領は23日、チベット亡命政府の精神的な指導者であるダライ・ラマを会談し、中国政府との対話を図るダライ・ラマの努力に「強く支持する」との立場を表明した。

ホワイトハウスは同日、ブッシュ大統領がダライ・ラマとの30分間の会談後に発表した声明で「ブッシュ大統領はダライ・ラマの非暴力主義を高く評価し、中国政府と対話を進めようとするダライ・ラマの不断の努力に強い支持を表明した」と明らかにした。

声明は、「大統領は対話を奨励する方法を模索する考えを明らかにし、中国政府が対話提案に友好的な反応を示すことを望む、との希望を表明した」と述べた。

また、ブッシュ大統領は「米国は、チベットの独特な宗教的・文化的・言語的なアイデンティティの維持とあらゆるチベット人の人権保護を支持することを改めて明言した」と、声明は明らかにした。

ダライ・ラマ側も、この日の声明を通じ「ブッシュ大統領が、チベットの言語、文化、宗教的な独自性を保つうえで必要な物質的な支援を行うと提案した」と明らかにした。

ホワイトハウスの補佐官らは、中国の反対をよそに行われたブッシュ米大統領とダライ・ラマとの会談は、政治家ではなく著名人との「私的な出会い」であったとし、会談場所も大統領執務室でなく大統領官邸で行われたことを強調した。

しかし中国は、ブッシュ大統領のダライ・ラマ接見を「内政干渉」とし、強く反発した。

中国外交部の朱邦造スポークスマンは、24日の定例ブリーフィングで「チベットは不可分の中国領土であって、チベット問題は中国の内政だ」とし、「どの国であれ干渉することは許さない」と明らかにした。朱スポークスマンは、米国はチベットの独立を支持しないと繰り返して明らかにしたが、チベットの独立を主張する要人との接見について強い不満と抗議を意思を表明する、と強調した。



申¥致泳 higgledy@donga.com