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世界の人口 2050年には93億人に

Posted February. 28, 2001 19:00,   

1950年30億人→ 2000年60億人→ 2050年93億人

「世界の人口が、急な上昇曲線を描きながら、2050年には現在より50%増え、93億人を記録するだろう」と、国連人口報告書が先月28日明らかにした。この中で開発途上国の人口は全人口の90%を占め、85億人近くになる見通しである。

特に、昨年5月に人口10億人を突破したインドは、爆発的な増加の一途をたどり、2050年には約15億人の人口を抱えることになると見られている。

この報告書では、アフリカでエイズにより数億人が犠牲になるが、西部のサハラ地域を中心にした48の最貧国の人口は、この先50年以内には現在の3倍に増加すると予想されている。

一方、ウクライナは2050年には人口の40%が減少し、ロシアとイタリアも25%減少する等、ヨーロッパ各国と日本は出生率の減少と高齢者層の増加、労働力の減少現象等の問題があり、社会保障政策と移民政策を全面的に再調整するべきであると同報告書は述べている。

米国は毎年100万人に及ぶ移民者により、現在の2億8300万人から2050年には4億人に達すると報告書は見ている。

国連人口局のジョゼフ・セミ局長は、「世界の人口が、高齢化が進み社会的に多様化する様相で増加し続け、グローバル化と移民問題を含む新たな秩序構築が必要である」と見通した。



白庚學(ペク・キョンハク)記者 stern100@donga.com