ウォン対米ドルの為替レートが1日に17ウォンも騰落するなど、極めて不安定な状況を見せている。
3日(水)の外国為替市場で、ウォン対ドルの為替相場は前日より6.3ウォン下がった1270.1ウォンで取引を終えた。企業の決済需要や個人及び域外勢力の仮需要が出ながらも、一時1293ウォンまで上昇した。これにより、ウォン貨でドルを買う時に適用される現金買入の為替レートは1310ウォン台まで上昇、為替レート1300ウォン時代が2年ぶりに到来するのではないかという危機感が高まった。
しかし財政経済省が午後に入って、「為替相場の急騰をこのまま放置しない」という強い意志を表明し、急落へと向かった。
財経省当局者はこの日、「為替相場は当分上昇するだろうという心理が市場の間で広がったことが、上昇の原因と見られる」とし、「現在としてはあまり心配する段階ではない」と語った。また、「とりあえず市場の自律的な動きを見守る方針だ」とも付け加えた。
しかし同当局者は、「為替相場に関する具体的な政府の方針を明らかにすることはできないが、政府は為替相場安定のために充分な外貨を保有している」とし、「外国為替の上昇幅が余りにも大きすぎると判断された場合、直接的・間接的に市場に介入する」という意志を示唆した。
權純活(クォン・スンファル)記者 shkwon@donga.com






