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野党、銃器死亡事故の再捜査要求

Posted December. 14, 2000 18:27,   

野党ハンナラ党の銃器捜査に対する真相調査特別委員会(委員長:金元雄《キム・ウォンウン》議員)は14日、初めて会議を開き、昨年5月に青瓦台(大統領官邸)の警備哨所で発生した銃器死亡事故における隠ぺい・操作疑惑を糾明するため、国会の国政調査の実施及び警察の再捜査と責任者の問責を要求した。

金元雄議員は「警察が事件当時、現場の検証などをまったく行わず、事件を急いで覆い隠そうとした」とし、「今回の事件は、大統領の安危とも直接つながっているので、銃器事故の経緯と死亡原因などを明確にすべきだ」と促した。

特委の委員らは続けて、青瓦台の警護室とソウル大学病院などで現場調査を始めた。

一方、死亡した警察官の父親である金鍾元(キム・ジョンウォン)氏は14日、国会の議員会館の金元雄議員事務室で記者会見を開き、「息子の死亡について他殺と見ているが、確証はない」と述べ、「最初から死因糾明を主張したが、受け入れてもらえなかった」と主張した。

金氏はまた「手に火薬の跡がなかった。銃に撃たれた後、倒れたら顔や頭に外傷があるはずだが、そうした跡はなかった」とする捜査記録にも疑惑を提議した。

反面、青瓦台関係者は「この問題は昨年の国政監査でもハンナラ党から提議され、当時警護室関係者が青瓦台の警戒所内で起こったことだと答弁し、充分に解明したはずだ」とし、「ハンナラ党が、次期大統領選におけるマスコミ弾圧文書の波紋が拡散することを遮断するため、偶発的な事故を政治的な裏があるように再び取り上げている」と批判した。