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[社説] 金融構造調整のやり方は正しいか

Posted December. 07, 2000 18:36,   

年末を控えた資金市場に赤信号が灯った。ある程度は予想されていたことだが、堅実な企業まで黒字倒産の危機におびえているという現状に、我々は歯がゆさを感じざるを得ない。各銀行が貸し渋っている理由は、構造調整を目前にして国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率に合わせるためである。金融構造調整が急がれる理由を現在の市場が示しているのだ。

そんな中、政府による2段階金融構造調整方案が発表された。7兆ウォンの公的資金で6つの業

績不振銀行をクリーン化し、優良銀行と業績不振銀行との合併に失敗した各銀行を来年2月に誕生するハンビッ銀行中心の金融持株会社に編入するという内容だ。

ここで最も懸念されるのは、優良銀行と業績不振銀行間の合併によって起こりうる副作用だ。

業績不振銀行の看板を下ろさずに優良銀行と合併させるということ自体が、原則通りに言えば市場論理にそぐわないことだ。そんな合併の結果が、万が一銀行の大規模な業績不振につながれば、その衝撃は韓国経済にとって大きな負担となるだろう。優良銀行が抱え込む負担を最小化するために、減資をはじめとする業績不振銀行に対する強制的準備作業が必要だ。

政府は「官治である」との批判を避けるために「自律的合併を見守りたい」とのスタンスだが、合併の方式がどんなものであっても踏まえなければならないのは、相乗効果を最大限に発揮できる方向でなければならないという点だ。先日、激しい反対世論にも関わらず、政府が小売金融の国民銀行と卸売りの長期信用銀行を合併させた時に掲げていたのも「相乗効果」だったが、蓋を開けてみたら卸売り機能を失っただけだった。

公的資金が注込まれた韓一銀行と商業銀行の合併を見ても、相乗効果はおろか融合すら失敗し、ここに来てまた莫大な公的資金が注込まれる「巨大な業績不振銀行」が生まれたのではないか。

銀行合併は大変な論難と抵抗に遭う可能性が大きい。利害当事者たちの立場がはっきりと違うからである。それでも合併が時代的要求だとするならば、当局は徹底的に原則を守らなければならない。

政府の金融構造調整のやり方が正しいのか正しくないのかは、その結果が物語ってくれるだろう。そういった意味で政府や該当金融機関の経営陣の責任は大変重い。政府や銀行が公的資金として国民から借りた借金を返す道は、この金融構造調整を迅速かつ完璧に執行することによって我が国の銀行が国際競争力のある金融機関として生まれ変わる他にない。