与党は最近、「金融監督院の幹部および青瓦台(大統領府)職員の度重なる金品受け渡しと関連し、司政機関と各部署および所属機関を中心に公務員服務機構の点検と、不正行為の一掃など、司正(公職にある者の規律や秩序を正すこと)作業を強化する方針だ」と与党のある高位関係者が12日、明らかにした。
この関係者はこのため、まず金融監督院の検察、警察、監査員、国家情報員、国税庁など、司政監督機関から内部点検作業を強化し、これに続き、各部署や公企業の緩みと不正に対する集中的な取り締まりを行うと報じた。
与党はこのような点検と取締りによって、地位の高低にかかわらず、不正や非理はもちろん、機構の緩みに対しても、人事措置や辞職当局告発などの措置を取ることにし、公職者倫理法改正案、反腐敗基本法案、資金ロンダリング防止法案の国会処理も早い時期に終える方針だ。
これと関連し、「青瓦台は、既に各首席秘書官室別に、職員の株式取り引きと施設ファンド加入など、財テク行為を把握することに着手し、民主党も中下位の当職者といった外部利権介入など非理に対する監査作業を繰り広げている」と伝えられた。
これに先立ち、民主党の徐英勲(ソ・ヨンフン)代表と韓光玉(ハン・グァンオク)大統領秘書室長など党政首脳部は10日、午餐にて会同を行い、「公式社会を含めた社会全般に対する不正腐敗および不正一掃作業を強化しなければならない」ということで意見を共にした。
徐代表は「行政監督機関がしっかりと動いていないため、医薬分業、企業金融リストラなど改革作業に支障をもたらすことが多い」とし、「この程の司正は、不正行為に限ったことではなく、国政を円滑・効率的に進めるための服務機構確立にも重きを置いている」と説明した。
徐代表はまた、「このようなレベルでの内部点検を通して、各機関の機能変化に伴う内部人力の効率的再配置方案も検討する」と付け加えた。
崔永默(チェ・ヨンムック)記者 ymook@donga.com






