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コスダック、証券業協会と分離する

Posted September. 04, 2000 12:28,   

政府がコスダック市場を活性化するために、コスダック証券を証券業協会から完全に分離すると決定したことは、証券会社の利益団体である証券業協会が、コスダック市場の運営を担当していてはコスダックの発展に限界があると判断したためである。

財政経済省と金融監督委員会は、現在のコスダックの運営体制を全面的に改編しひとつの独立した市場として発展させ、証券取引所の市場と同等の競争体制を持つことにした。今回の対策は、コスダックが協会の影に隠れた今の間違ったシステムを立て直し、投資者保護を正しく行い体系的な独自の市場として拡大し育成しようとするものである。市場は恐竜のように大きくなったのに、現在のシステムの元では、投資者保護装置もきちんと備わっておらず、正しい市場を造るために、まず支配構造から変えなければならないという判断である。

▽証協での完全分離=筆頭株主である証券業協会が市場の運営の全てに関与するという状態ではコスダック市場を発展させることが不可能であると政府は判断した。証協が‘ 姑め’のように監視しているようでは、むしろコスダックの発展を妨げているという指摘。

▽ コスダックにおいて全ての権利を持つ=証協が持っている △コスダック登録業務と △株価の監視 △売買審議 等、管理業務全てがコスタックに移行される。市場管理と公示業務のみを行なっていたコスダックは、アメリカのナスダックのように市場の運営と監視に関する業務までも担当することになったという訳だ。

証券業協会が牛耳っていたコスダックも協会の勢力から離れた独立した機関として生まれ変わることになる。