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[社説] 闘争も国会の中で

Posted September. 01, 2000 19:18,   

今日の定期国会開会式はどうにか与野党の議員が参加する形で行なわれた。野党の議員らが選挙費用実査介入問題等を理由に開会式への不参加を企てたが、間際になって参加したためだ。何よりも16代国会の初の定期国会を無視する印象を与えた場合、国民から受ける熱い視線を意識したからであろう。加えて5日の憲法裁判所長及び、裁判官証人喚問、8日の彼らに対する本会議任命同意案処理にハンナラ党も加わることにしたため、開会式に不参加の形で抵抗するのは矛盾であり、墓穴を掘りかねないという判断も作用したのであろう。

我々は過去、国会議員たちが政治的イッシューを掲げて国会に背を向け、街頭に出て対政権闘争を展開する姿を数限りなく見てきた。問題提起をするときはこの世の中が変わるかのように力強く見えるが、時間が流れて振り返ってみると、結局国政、民生審議だけをおろそかにし、疑惑に対する論議などはうやむやに、まるで揮発性があるかのように消え失せてしまうのを見てきた。特に街頭で強く叫ばれたイッシューほど、国会を離れた闘争ほど「泰山鳴動して鼠一匹」式に終わる傾向であった。

よって国政審議も闘争も、国会を中心に繰り広げていくことを促したい。そうすることが国会議員の義務を尽くすことであり、真相究明もより効率的なものになるだろう。今回の定期国会では100兆ウォンを超える規模の予算について協議され、南北関係の進展による法的・制度的な調整、岐路に立たされた経済難の打開、金融持ち株会社方案などをはじめとし、医薬分業問題、同姓同本禁婚条項廃止などの民生懸案が山積している。選挙費用論争や不正貸出疑惑なども、国会で国政監査や国政調査によって究明する方が街頭集会よりも中身があって効率的だ。