金泳三、金正日訪韓前に6.25挑発に対し謝罪要求

金泳三(キン・ヨンサム)前大統領が25日(金曜日)、サンドドンの自宅で記者会見を開き、現政権に対してまたも遠慮のない毒舌をふりまいた。

金泳三前大統領は「南北首脳会談で韓国の連合体と北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）の低い段階の連合対の間に共通点があると述べた部分について、(自由民主的な基本秩序に立脚した)統一を規定した憲法第4条に違反していると避難した。また、「金大中(キム・デジュン)政権が南北問題について独善的な態度を一貫すれば、国民ばかりか金大統領自身にとっても不幸なことだ」とし、「金正日(キム・ジョンイル)総書記のソウル訪問を論じる前に6.25戦争の挑発とKAL機爆破事件、アウンサンテロ事件について謝罪しなければならない」と主張した。

−現政府の統一政策については野党も肯定的に評価している部分もあるが。

野党は野党らしくなければならない。南北200万の軍隊が対置している状況で軍事訓練縮小は考えられない。金総書記が統一南北韓の大統領で、金大中大統領が閣僚級のようだ。金総書記が社長だとするならば金大統領は専務程度だ。金総書記が「統一は俺の気持次第だ」と言っているのに、政府と野党は一言も言わない。私まで沈黙すれば歴史と国民に対し罪を犯すのと同じだ。

−94年首脳会談の準備過程で6.25の責任問題を取り上げようとしたそうだが。

事実だ。6.25の時、300万以上の人が死んだんじゃないか。あの時、金日成(キム・イルソン)主席が先に会談を要求してきた。当時、金主席は崖っぷちに立たされていた。(首脳会談が実現していれば)金主席は大きく譲歩していただろう。

−金大統領の執権前半期を評価するとしたら

その質問については何もない。金大統領は80%〜85%の力を失ったようだ。相当の経験があると思ったのに。大統領には希望もなく、国民も期待する必要もない。