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国税庁、現代ー三星変則贈与の疑い発見

Posted August. 14, 2000 11:59,   

現代、三星、LG、SKなど大手グループに対する株式移動調査を行っている国税庁が大株主一家の変則贈与の疑いを一部発見し、金融口座を精密追跡している事がわかった。

国税庁の財閥一家に対する金融口座追跡は、16日から始まる予定の公正取引委員会の4大財閥グループに対する不当内部取引調査と共に財閥改革を強いる手段になる見込みである。

国税庁は今年4月に始めた財閥グループに対する株式移動調査が、金融口座精密追跡によりその期間が長引いていると13日発表した。

国税庁は、財閥グループに対する株式移動調査が、最近5年間漏れていたことから広範囲な調査を進めており、これとは別に主要系列会社については、定期法人税調査を実施している。

国税庁の関係者は、これらのグループで最近数年間2世への承継が集中的に行われ、この過程で合法を装った脱税が行われた可能性が高いと話した。

国税庁は、転換社債(CB)、ウォーレント債(warrant債:定められた価格で一定額の新株を引き受けられる権利)などのような新しい金融商品を利用した脱税を重点的に調べており、非上場株式に対しては、税法で決めている評価手続きを行ったかどうかを調べている。

また、特殊関係人の株式の譲り受けについては、資金の出どころ調査と会社資金を利用した名義信託などについて調べている。

国税庁の関係者は、「財閥オーナー一家の脱税の疑いについてはまだ、調査の結果が出ていない」として、「財閥2世に富を変則的に贈与する過程で脱税があったことがわかれば、直ちに追徴する方針」だと述べた。