Go to contents

ソウル市と警察、「ハロウィン防疫」で30日から合同パトロール

ソウル市と警察、「ハロウィン防疫」で30日から合同パトロール

Posted October. 28, 2020 08:36,   

Updated October. 28, 2020 08:36

한국어

ソウル市と警察は、今月31日、ハロウィンを楽しもうとする若者たちが集まると予想される梨泰院(イテウォン)や江南(カンナム)などの一帯で、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)拡散防止のための特別パトロール隊を立ち上げる。

ソウル地方警察庁は、「ソウル市と800人規模の合同パトロール隊を立ち上げて、30日午後から来月1日午前まで、梨泰院と弘益(ホンイク)大学前、江南などで集中取り締まりを行う計画だ」と27日明らかにした。警察は、今回の集中取り締まりのために、管轄署の龍山(ヨンサン)・麻浦(マポ)・江南警察署で、現場担当者も大勢動員する。

同じ期間に6つの機動隊中隊も配置して、感染症予防法に違反するかどうかを含めて一般犯罪も監視する治安活動を行う計画だ。合同パトロール隊は、特に無許可クラブを運営する一般飲食店を集中的に取り締まる方針だ。警察関係者は、「無許可業者は、取り締まり点検の死角地帯になりかねないだけに、入念にチェックしたい」と話した。

ソウル市は、今回のパトロールで摘発された店には、「ワンストライクアウト制度」を実施する。出入り者のリスト作成やテーブル間の距離置きなど、一つでも防疫上の注意に違反した事実が摘発されれば、すぐに集合禁止や告発措置をとる。

特に、ソウル市と警察は、梨泰院一帯を注視している。5月に梨泰院クラブで大型集団感染が発生した前例があるからだ。防疫当局の関係者は、「新型コロナの予防を案内する龍山保健所の横断幕の横に、『屋内喫煙可能』のような防疫上の注意違反を助長するようなクラブ広報看板が立っているのが現状だ」とし、「大多数の梨泰院の商人たちが防疫に積極的に協力するだけに、一部の問題業者を積極的に取り締まる方針だ」と語った。

梨泰院などの店も、ハロウィン特需を期待しながらも、防疫上注意の遵守にも積極的に乗り出す姿勢を明らかにしている。商人のA氏は、「商売をしないわけにはいかず、マスク未着用のお客様は受け入れなかったり、直ちに退場させる」と話した。別の店でも、「従業員用マスクもあらかじめ準備した。梨泰院観光特区連合会も防疫ゲートを設置すると聞いている。みんなでやるのが正しいと思う」と伝えた。連合会側は、ハロウィンシーズンに梨泰院の入り口側に体温を測定し、全身を消毒するシステムを用意する計画だ。


チョン・チェウン記者 chan2@donga.com