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30選挙区で大接戦、勝負を分ける600万の浮動票 本誌総選挙世論調査で浮き彫りに

30選挙区で大接戦、勝負を分ける600万の浮動票 本誌総選挙世論調査で浮き彫りに

Posted April. 03, 2024 09:07,   

Updated April. 03, 2024 09:07

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第22代総選挙が1週間後に迫ったが、まだ投票先が決まっていない浮動層が少なくとも446万人から多くて619万人に達すると推定された。与野党が全国254の小選挙区のうち、30ヵ所を共通して接戦地域として挙げていることが確認され、浮動層がこれらの接戦地の最終勝負を決めるとみられる。

東亜(トンア)日報が世論調査機関リサーチ・アンド・リサーチに依頼して先月28、29日に全国成人男女1004人を対象に実施した世論調査の結果、今回の総選挙で必ず投票すると答えた「積極投票層」有権者の10.1%がまだ投票する候補を決めていないと答えた。これを今回の総選挙の有権者4425万1919人に適用すると、約447万人がまだ票を決めていないことになる。全体の回答者のうち14.0%が投票する候補を決めていないと回答し、浮動層有権者は最大619万人にのぼると分析される。(RDD無線(100%)方式で実施。信頼水準95%、標本誤差±3.1%、回答率は9.3%。詳細は中央選挙世論調査審議委員会ホームページ参照)

政界は、前回の総選挙で約1千万人と推定された浮動層の数が減ったのは、4年前より政治の二極化が激化し、両党の支持層がさらに結集しているためと見ている。政界関係者は、「浮動層の全体数は減ったが、それだけ重要な接戦を左右するキャスティング・ボーターの影響力はさらに大きくなった」と話した。

2日、同紙が与野党の市・道党委員会及び選挙対策委員会の関係者を取材した結果、与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」は、ソウル鍾路(チョンロ)、龍山(ヨンサン)、永登浦(ヨンドゥンポ)乙、陽川(ヤンチョン)甲、江東(カンドン)甲の5ヵ所と京畿道(キョンギド)高陽(コヤン)甲、城南(ソンナム)、盆唐(ブンダン)甲・乙、龍仁甲を含む8ヵ所など、首都圏の計13ヵ所を接戦地域に挙げた。大田(テジョン)、忠清南道(チュンチョンナムド)6ヵ所と釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)8ヵ所、江原道(カンウォンド)3ヵ所も与野党とも接戦と見た。

特に、20代(18~29歳)有権者の25%、30代有権者の23.4%、中道層の17.2%が浮動層と調査され、彼らの決定が勝負の行方を左右する変数として挙げられる。韓国外国語大学政治外交学科のイ・ジェムク教授は、「第21代国会で巨大2党が見せた弊害で政治の二極化が深刻化した」とし、「これにより、最近の主要選挙でスイングボーターの役割を果たした2030世代は、『誰が私たちの世代を代表できるのか』と悩んでいる」と指摘した。


ユン・ダビン記者 クォン・グヨン記者 empty@donga.com