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上昇続く果物価格、旧正月のリンゴセットが60%も上昇

上昇続く果物価格、旧正月のリンゴセットが60%も上昇

Posted January. 15, 2024 08:01,   

Updated January. 15, 2024 08:01

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果物の価格が高止まりを続け、主要デパートと大手スーパーで販売する旧正月の果物ギフトセットのの価格が、昨年より最大60%まで高騰したことが分かった。1ヵ月も残っていない旧正月を控え、果物の価格などが再び上昇する可能性があり、名節(伝統的な祝日)物価に赤信号が灯っている。

14日、韓国農水産食品流通公社(aT)によると、9日基準のリンゴの小売価格は2万9807ウォン、梨10個は3万4015ウォンで、それぞれ1年前より37.8%と32.6%上昇した。リンゴと梨の価格がこのように高騰したのは、昨年の猛暑や大雨などの異常気象で、生産量が前年比それぞれ30.3%と26.8%減少したためだ。10日からは、リンゴと梨の価格が落ち着きを取り戻し、12日基準でそれぞれ2万6000ウォンと3万1000ウォンの水準まで下がったが、依然として高い価格といえる。

主要デパートや大手スーパーの旧正月ギフトセットの価格も、大幅に値上がりしている。ロッテマートの「真心を込めたリンゴセット」(4キロ)は、昨年の4万9900ウォンから今年は7万9900ウォンへと60.1%値上がりした。イーマートの「リンゴVIPセット」(3.6キロ)も、行事価格基準で3万2060ウォンから4万7880ウォンへと49.3%値上がりしている。各業者は、相対的に物量需給が安定的なシャインマスカットなどを混ぜた果物セットの販売を増やしたりもした。流通業界の関係者は、「旧正月を控えて、果物全般で需給難はしばらく続くだろう」と話した。

政府も、旧正月の物価抑制に乗り出している。農林畜産食品部(農食品部)は、高病原性鳥インフルエンザ(AI)の拡大と旧正月の繁忙期に備え、卵の需給および価格安定のための総合対策を推進する。まず、来月2日まで、30%割引された価格で卵を購入できるようにしている。卵の供給が不足し、消費者価格が上昇すれば、段階的に新鮮な卵の輸入も拡大する方針だ。


ソン・ジンホ記者 jino@donga.com