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「珍記録の男」ロレンゼン、自身初のノーヒットノーラン

「珍記録の男」ロレンゼン、自身初のノーヒットノーラン

Posted August. 11, 2023 08:31,   

Updated August. 11, 2023 08:31

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「マイケル・ロレンゼン(31)のような選手が増えてほしい」

大谷翔平(29=ロサンゼルス・エンゼルス)は2021年アメリカンリーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた後、こう話した。大谷がア・リーグを代表する「二刀流」だったとすれば、シンシナティ・レッズでプレーしていたロレンゼンはナショナルリーグを代表する投打兼業選手だった。

しかし、偶然にもロレンゼンは昨年エンゼルスで大谷と同じ釜の飯を食うようになり、打撃をやめて投手の仕事だけに邁進した。デトロイト・タイガースで始まり、トレード期限最終日(1日)にフィラデルフィア・フィリーズの選手になった今年も投手としてだけで試合に出た。そしてフィラデルフィアがワシントン・ナショナルズを7-0で破った10日のホームゲームで、9回無安打に4四球だけを許し、大谷も達成したことのないノーヒットノーランに成功した。この試合は、ロレンゼンがフィラデルフィア選手としての初のホームゲームだった。

フィラデルフィアはロレンゼンに忘れられない経験を与えた相手チームでもある。ロレンゼンはシンシナティ時代の2019年9月5日、フィラデルフィアとのホームゲームで7回表にリリーフ登板して2回を投げた後、8回裏には8-5でリードする2ランを放った。そして9回表には中堅手に守備位置を変えた。結局、シンシナティが8-5で勝利し、ロレンゼンは1921年6月14日のベーブ・ルース(1895-1948)以来98年ぶりに1試合で勝利、本塁打、野手守備をすべて記録した選手となった。大谷もこのような記録を残したことはまだない。

ロレンゼンはまた、2018年7月1日のホームでのミルウォーキー・ブルワーズ戦では7回裏に代打で出て満塁本塁打を放ち、1953年5月17日のトミー・バーン氏(1919~2007)以来65年ぶりに代打での満塁本塁打を放った投手としてメジャーリーグ歴史に名を刻んでいる。やはり大谷にはまだない記録だ。

一方、金河成(キム・ハソン=28)は敵地シアトル・マリナーズ戦で3盗塁を成功させた。金河成が3盗塁を記録した試合は、韓国プロ野球時代を入れても初めて。金河成は第1打席で四球を得た後、2塁と3塁を相次いで奪い、第2打席では安打を放ち、2塁を盗んだ。金河成のシーズン盗塁は27個に増えた。しかし、チームは1-6で敗れた。


任寶美 bom@donga.com