Go to contents

大統領室「韓米間のバイオと青年ベンチャーの協力レベルを上げる」

大統領室「韓米間のバイオと青年ベンチャーの協力レベルを上げる」

Posted March. 09, 2023 08:20,   

Updated March. 09, 2023 08:20

한국어

来月末に行われる尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の米国国賓訪問では、先端バイオや青年ベンチャー分野に関連した両国の協力レベルも格上げされる見通しだ。バイオヘルス分野を国の核心戦略産業に育成するための尹大統領の意志であり、先端技術と宇宙、未来世代などに協力分野を拡大し、包括的な同盟強化を模索する狙いだ。

先端バイオは政府が選定した12大国家戦略技術のうち、尹大統領が人工知能(AI)、量子、宇宙などと共に優先順位の高い分野だ。尹大統領は先月28日、「バイオヘルス新市場創出戦略会議」を主宰し、「ベンチャーと青年たちがこの分野に挑戦し、これを主導していけるよう韓国版『ボストンクラスター(産業集積団地)』の建設を積極的に推進していく」と明らかにした。ボストンクラスターは、米マサチューセッツ州にある世界最大規模のバイオクラスターのこと。△データ基盤医療・健康・介護サービスの革新、△バイオヘルス産業輸出の活性化、△バイオヘルス先端専門人材の育成や創業支援強化なども今回の訪米の主要議題だ。

今回の訪米に関連し、金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長は7日(現地時間)、ワシントンで記者団に対し、「原子力と宇宙、エネルギー、サイバーなど先端技術分野で新たな成長エンジンを模索し、青年世代を中心に両国民間レベルの人的交流を画期的に増進させる案も模索する」と述べた。特に金室長は、「青年や未来世代は欠かせない重要な部分だ」とし、「すべての国益に関連した協議や首脳会談は結局次世代に希望と機会を与えるためのもの」と強調した。

科学技術を国政運営の中心に置くという尹大統領の哲学に基づき、今回の訪米中にこれらの分野に関連のある地域や地元の大学などを訪問するかどうかにも注目が集まる。尹大統領は昨年9月、国連総会に出席するためニューヨーク大学を訪問した後、カナダのトロント大学とスイスのスイス連邦工科大学チューリッヒ校など歴訪先の名門大学を順に訪れた。当時、トロント大学ではAI分野の学者らと、チューリッヒ工科大学では量子分野の碩学らと討論もした。与党「国民の力」の関係者は「大統領が『海外の訪問先で科学分野で注目される場所や最高名門大学を訪ねたい』と発言しただけに、象徴的な場所について苦心するだろう」と話した。


申圭鎭 newjin@donga.com