Go to contents

現代・起亜自EVの米国販売台数がIRAの影響で減少

現代・起亜自EVの米国販売台数がIRAの影響で減少

Posted March. 03, 2023 08:40,   

Updated March. 03, 2023 08:40

한국어

現代(ヒョンデ)自動車と起亜(キア)自動車は先月、米国で史上最多の販売業績を記録したが、電気自動車(EV)の販売台数はむしろ減少したことが分かった。現地で生産されたEVにのみ補助金を支給するという米国のインフレ削減法(IRA)の影響が可視化していると分析される。

現代自動車グループは2日、現代自動車(ジェネシスを含む)と起亜自動車の先月の米国での販売台数が12万2111台で、前年同月(10万5088台)比16.2%伸びたと発表した。現代自動車と起亜自動車の両方とも、過去2月の最多販売業績となる。トヨタ(マイナス2.4%)とホンダ(マイナス1.4%)の2月の業績が前年比減少したことと比べると、予想を上回る好業績だという分析が出ている。

しかし、全体車両のうちEVの販売台数はむしろ減少した。現代自動車グループの先月の米国市場でのEV販売台数は、前年同月(5925台)より14.1%減の5091台と集計された。起亜自動車のEVは先月、米国で2268台が売れたが、これは前年同月(3305台)より31.4%減少した数値だ。業界では、「IRA衝撃の余震が続いている」という話が出ている。

IRAの衝撃が可視化し、現代自動車グループは米ジョージア州にEV工場を建設して対応するという戦略を立てた。生産拠点を外国に移すことになる。この場合、韓国国内のEVの生態系は萎縮せざるを得ない。これに対し、韓国自動車産業協会は2日、「2030国家温室効果ガス削減目標(NDC)のロードマップ上、EV・水素自動車の450万台普及び対象車両を『国内生産EV』に制限してほしい」と政府に要請した。国内EVの生態系の育成および維持のために、税額控除など積極的な投資支援策が必要だという。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com