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カタールW杯で史上初めて女性審判6人を選出

カタールW杯で史上初めて女性審判6人を選出

Posted November. 16, 2022 09:04,   

Updated November. 16, 2022 09:04

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カタール・ワールドカップ(W杯)では92年の歴史を誇るW杯で初めて女性が主審3人と副審3人に選出されのが最大の特徴だ。

ステファニー・フラパール氏(フランス)、山下良美氏(日本)、サリマ・ムカンサンガ氏(ルワンダ)審判が主審、ネウザ・バック氏(ブラジル)、カレン・ディアス氏(メキシコ)、キャサリン・ネズビット氏(米国)が副審として参加する。大半が男子サッカーで「ガラスの天井」を破って実力を認められた審判員たちだ。

フラパール氏はすでに欧州チャンピオンズリーグ(CL)とカタールW杯欧州予選で主審を務めた。2019フランス女子W杯決勝の主審など女子サッカー界では「最高」と認められているフラパール氏は、2019年4月からフランス・リーグ1審判として活躍し、同年8月にリバプール対チェルシーのUEFAスーパーカップ主審を務めるなど、男子サッカー界でも活躍の領域を広げてきた。

山下氏も2019年フランス女子W杯の主審を務めて以来、男女大会の2大会連続でW杯主審を務めることになった。昨年、東京五輪で米国対スウェーデン戦で主審を務めた山下氏は、今年4月にはアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグのメルボルンシティ(豪州)対全南(チョンナム=韓国)戦で主審を務めるなど、男子の国際試合でも能力が認められている。

ムカンサンガ氏もアフリカネイションズカップ史上初の女性審判として活躍した。国際サッカー連盟(FIFA)の公認審判になって以来、FIFA女子W杯、アフリカ女子ネイションズカップ(AWCON)、アフリカサッカー連盟(CAF)女子チャンピオンズリーグで審判を務めるなど、豊富な経歴を誇る。

議論を呼んだ審判も主審に選ばれた。1月のアフリカネイションズカップ1次リーグチュニジア対マリ戦で後半40分に終了ホイッスルを吹いたジャニー・シカズウェ氏(ザンビア)が主審として合流した。今月初め、アルゼンチンカップ決勝のボカ・ジュニオルス対ラシン・クラブ戦でレッドカード10枚を切って話題になったファクンド・テージョ氏(アルゼンチン)も主審を務める。

今回のW杯には主審36人と副審69人、ビデオ判読審判24人の計129人が「グラウンドの裁判官」として活躍する。韓国は2010南アフリカW杯でチョン・ヘサン副審が選ばれて以来、3大会連続でW杯審判の輩出に失敗している。


兪載泳 elegant@donga.com