Go to contents

孫興民がトッテナムの連敗を止めた、ビラ監督「孫興民のせいで負けた」

孫興民がトッテナムの連敗を止めた、ビラ監督「孫興民のせいで負けた」

Posted October. 05, 2021 08:24,   

Updated October. 05, 2021 08:24

한국어

「たまには選手一人によって試合が決まることがある。今日のトッテナムには孫興民(ソン・フンミン)がいた」

孫興民(29=トッテナム・ホットスパー)が持ち味の瞬間的なスピードを生かしてチームの2ゴールに絡み、チームを連敗から救った。敵将アストン・ビラのディーン・スミス監督は、孫興民の活躍に感心し、「われわれには孫興民がいなかった」と話した。

孫興民は3日、ロンドンの本拠トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたイングランド・プレミアリーグ(EPL)第7節アストン・ビラ戦に先発出場し、1アシストを記録した他、オウンゴールまで誘ってチームに2-1の勝利をもたらした。今季EPLでは初アシストでシーズン3ゴール、2アシスト(EPLでの3得点1アシストを含む)となった。孫興民の「ワンマンショー」でリーグ戦連敗を3で止めた。貴重な勝ち点3を獲得したトッテナムは4勝3敗(勝ち点12)でリーグ8位に浮上した。

試合後、孫興民は「この数週間、大変苦しい時間を過ごした。(チームの不振に)責任感を感じた。厳しい9月を過ごしたが、ファンに責任感と諦めずに最善を尽くす姿を見せたかった」と話した。また「今日の勝利がすべてではない。シーズンは山を登るのと同じだ。登り続けることはできない。うまくいかない時もあるが、そういう時こそ一丸とならなければならない。再び登らなければならない」と意気込みを語った。

カウンター攻撃の場面で孫興民のスピードと速やかな方向転換を生かした展開が効果を発揮した。孫興民が相手DFとの距離を広げて、スペースに切り込むタイミングに合わせてパスが届いた。パスを受けて体をゴールポスト方向に回して守備と1対1になり、脅威的な場面を作り出した。前半27分、カウンター攻撃の状況でピエール・エミール・ホイビュルクがサイドへ抜ける孫興民に簡潔にパスを出し、ボールを受けた孫興民が1対1の突破をするふりをしてはゴール前にいるホイビュルクにパスをして先制ゴールが生まれた。

1-1で迎えた後半26分にも、中央から左へ抜け出した孫興民にワンテンポ早いパスが送られた。ボールを受けて体を回転させながらスピードに弾みがついた状況で、瞬間方向転換で守備を引き離した孫興民は、ルーカス・モウラとビラGKの間に素早くクロスをあげたが、ボールはモウラとビラのGKマット・ターゲットに当たってゴールに入った。オウンゴールとして記録されたが、事実上孫興民のゴールも同然だった。

今季3度目となる「キング・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた孫興民は2日のニューカッスル戦で2ゴールを決めた黄喜燦(ファン・ヒチャン=ウルバーハンプトン)と並んでBBCの週間ベスト11に選ばれた。

孫興民は帰国の途につき、5日にサッカー代表チームの練習に合流する。孫興民は7日、安山(サンサン)で行われるシリアとの2022カタール・ワールドカップ・アジア予選第3戦と、12日にアウエーで行われるイランとの第4戦に出場する予定だ。


兪載泳 elegant@donga.com