インドのカップル「チャーター機で空中結婚式」、コロナ規則を避けて

新型コロナウイルスの感染が拡大しているインドで、あるカップルが感染拡大防止規則を避けて空の上で結婚式を挙げた。

２４日、英ＢＢＣによると、タミルナド州マドゥライに住むラケシさんとディィクシャナさんカップルは２３日、最大２００人まで搭乗可能なボーイング７３７をチャーターし、機内で結婚式を挙げた。彼らは、タミルナド州政府が結婚式への招待客を５０人までに制限すると、より多くの人を招待するためにチャーター機を使った。飛行機は１６０人以上の招待客を乗せ、彼らの故郷であるマドゥライからカルナタカ州ベンガルールまで２時間飛行した。

　

インド航空当局は、今回の機内結婚式が新型コロナウイルスの感染対策規則に違反するかどうか調査を始めた。ＳＮＳに投稿された結婚式の映像では、新郎新婦を含め招待客の多くがマスクを着用していなかった。ただ、招待客は搭乗前に新型コロナ検査を受け、陰性であることを確認して結婚式に参加したと、インディア・トゥデイは伝えた。

チャーター機を提供した航空会社スパイス・ジェット側は、「結婚式の後、旅行のために飛行機が予約された」とし、「搭乗前に新型コロナ感染対策規則の順守を公示したが、搭乗客はこれを無視した」と主張した。航空当局は、このチャーター機に搭乗した乗務員に停職処分を下した。

インドの新型コロナ感染状況は、１日の新規感染者が４０万人に迫った今月初めよりも減っている。国際統計サイト「ワールドメーター」によると、２４日のインドの１日の新規感染者は１９万５８１５人と集計された。首都ニューデリーは、新規感染者の減少が続けば、３１日からロックダウンを緩和すると明らかにした。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com