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李康仁、パス一発で相手GKの退場を誘導

李康仁、パス一発で相手GKの退場を誘導

Posted February. 22, 2021 07:31,   

Updated February. 22, 2021 07:31

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バレンシアCFの李康仁(イ・ガンイン=20・写真)がボールを拾うと、中継カメラは彼の動きを追いかけた。李康仁がボールを味方にパスした後も、カメラは李康仁を追い続け、ドリブルする場面をリプレイ映像を流した。それだけ李康仁の存在感は大きかった。

約1ヵ月ぶりに先発出場した李康仁がシーズン4本目のアシストを記録した。21日、本拠バレンシア・メスタージャで行われたセルタ・デ・ビーゴとの今季ラ・リーガ第24節で、2列目のシャドーストライカーとして先発出場し、後半ロスタイム7分に交代した。バレンシアは2-0で勝利し、リーグ戦2試合勝利無し(1分1敗)の悪い流れを断ち切り、12位(勝ち点27)に上がった。

この日、李康仁は決定的なパス2発でチームを勝利に導いた。0-0で迎えた後半19分、李康仁は守備ラインを完璧に崩すロング・スルーパスをゴール前に入れた。チームメイトのマキシ・ゴメスが決定機を迎えると相手GKが慌ててペナルティエリアの外まで飛び出して止めようとしてゴメスを倒した。GKはレッドカードを提示され、退場となった。

後半ロスタイム4分に、李康仁はペナルティエリアの左でパスを受けた後、2度のタッチだけでスペースを生み出しては、ゴールに飛び込んでいたマヌ・バジェホに的確にボールを届けた。バジェホは冷静に決勝ゴールを決めた。

昨年10月のエルチェ戦以来、約4ヵ月ぶりとなる李康仁のリーグ戦での得点関与数だ。先月8日、3部リーグのイェクラノ・デポルティボのコパ・デル・レイ(国王杯)2回戦での先制ゴール以来1ヵ月ぶりの得点関与数でもある。今季に李康仁は、1ゴール(国王杯)4アシスト(ラ・リーガ)で得点関与数が「5」になった。

この日、李康仁は2度の決定的なパス以外にもゴールにつながりそうなチャンスを何度も作るなど大活躍した。サッカーデータサイト「フースコアードドットコム」は、李康仁に両チームを通じて最高採点の「8.55」を与えた。


金東昱 creating@donga.com