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金正恩氏の筆跡

Posted April. 28, 2018 08:59,   

Updated April. 28, 2018 08:59

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「新しい歴史はこれから。平和の時代、歴史の出発点で。金正恩(キム・ジョンウン)。2018 4 27」

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は27日、南北首脳会談開始前、板門店(パンムンジョム)の平和の家で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が見守る中、芳名録に自筆でこのように書いた。右に行くほど上に上がる典型的な書き方だった。2016年と昨年、核とミサイル実験を指示するたびに公開された文字が、右に45度も傾いてたのに比べると、角度が20~30度に多少下がった。数字の1との混同を避けるため、「7」の文字に線を入れるのも特異な点だ。

北朝鮮では、金日成(キム・イルソン)主席の書き方を「太陽書体」、金正日(キム・ジョンイル)総書記の書き方は「白頭山(ペクトゥサン)書体」と命名している。北朝鮮の月刊誌「朝鮮芸術」は2014年、金正恩氏が父親の書き方をまねようと力を入れていると紹介した。今年2月、大統領府を訪れた金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長も金氏一家特有の字体で文を書いた。

筆跡分析専門家のク・ボンジン弁護士は、金正恩氏の書き方が過去と違って横線が長くなった点に注目した。ク氏は、「横線は忍耐力を象徴するが、過去に比べて横線が少し長いようだ。金正恩氏の忍耐心が増したという感じを与える」と分析した。


崔고야 best@donga.com · 李沅柱 takeoff@donga.com