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トランプ批判の「ジミー・キンメル・ライブ!」、放送界のピーボディ賞

トランプ批判の「ジミー・キンメル・ライブ!」、放送界のピーボディ賞

Posted April. 27, 2026 08:10,   

Updated April. 27, 2026 08:10


トランプ米大統領や支持層「MAGA(米国を再び偉大に)」を批判し、放送中断に追い込まれていた米人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」が、放送界のピュリツァー賞と呼ばれるピーボディ賞(George Foster Peabody Awards)を受賞した。

ピーボディ賞選考委員会は23日(現地時間)、「第86回ピーボディ賞エンターテインメント部門の受賞作に、コメディアンのジミー・キンメルが司会を務めるABCのトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』を選出した」と発表した。

同委員会は、「同番組は23年間にわたり放送されてきたが、今シーズンには米テレビ史上前例のない事態を経験した」とし、「中断処分を受けた放送は、表現の自由を擁護する社会の怒りによって復帰することができた」と説明した。そのうえで「コメディと風刺が時に脅威にさらされながらも、民主主義に不可欠な発言であることを示した功績」を評価理由に挙げた。

司会のキンメルは昨年の放送で、右派活動家のチャーリー・カーク暗殺事件をめぐり、「『MAGAギャング』が政治的利益のため、犯人を自分たちとは無関係な存在に仕立てようとしている」と批判し、強い圧力を受けた。

その後、米放送規制当局である連邦通信委員会(FCC)のブレンダン・カー委員長が「キンメルの発言は放送免許取り消しの理由になり得る」と公然と批判し、ABCは番組の無期限中断を発表した。トランプ大統領も「キンメルは才能がなく、視聴率も低いため解雇された」と揶揄した。

しかし、こうした措置が表現の自由を侵害するとの批判が高まり、番組は1週間後に再開された。キンメルは復帰放送で観客のスタンディングオベーションを受け、「大統領が嫌うコメディアンを沈黙させるという脅しは米国の価値ではない」とし、「冗談を受け入れられないからといって生計を奪うのが我々の指導者の姿だ」と批判した。

ピーボディ賞は全米放送事業者協会とジョージア大学理事会が主催する放送界最高峰の賞で、銀行家ジョージ・フォスター・ピーボディの支援を受け1939年に創設された。今年はエンターテインメントをはじめニュース、芸術、ドキュメンタリーなど7部門で計34作品が選ばれた。ピーボディ賞のジェフリー・ジョーンズ執行役員は「米移民関税執行局(ICE)の破壊的な行動を報道したり、表現の自由を抑圧しようとする試みに抵抗した作品などが受賞作に選ばれた」と伝えた。


金民 kimmin@donga.com