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シャーマン米国務次官「韓中日の歴史認識論争に失望」

シャーマン米国務次官「韓中日の歴史認識論争に失望」

Posted March. 02, 2015 13:44,   

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米政府が、北東アジアの歴史認識をめぐる論争、特に長期化する日本と韓国の摩擦をもはや傍観しないという強い意志を表わした。特に、オバマ大統領が日中韓首脳を米国に招待して2国間会談を行うことから、今後の米政府の動きが注目される。

米国のシャーマン国務次官は先月27日(現地時間)、ワシントンのシンクタンク、カーネギー国際平和財団が主催したセミナー「米政府の北東アジア政策」で、韓中日の歴史認識をめぐる論争と関連して「理解はできるが、同時に欲求不満がたまるものでもあった」と指摘した。

シャーマン次官はさらに、「ナショナリスト的な感覚で敵をけなすことは、国の指導者にとって安っぽい称賛を浴びる容易な方法だが、それは感覚がまひするだけで、進歩は生まない」と強調した。歴史認識論争を触発したのは日本だが、これを国内政治に利用する韓国と中国政府の対応にも問題があるという米国の認識を表わしたのだ。公開の席上での米高官の発言としては異例の強い批判だ。またシャーマン次官は、「米国と日本、中国、韓国が同じ方向に進んで力を合わせるなら、世界はより安全で豊かで安定する」とし、「これは今後数ヵ月間、オバマ政府が強めていくメッセージだ」と付け加えた。