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5月のガス料金の引き上げを先送り、3%台の物価負担で据え置き

5月のガス料金の引き上げを先送り、3%台の物価負担で据え置き

Posted April. 30, 2024 08:43,   

Updated April. 30, 2024 08:43

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一般家庭に適用される住宅用都市ガスの料金が、現在の水準に据え置かれた。最近3%台の物価高が続き、公共料金の引き上げに対する負担が大きくなり、引き上げの時期を先送りしたものと分析される。

産業通商資源部は29日、「住宅用ガス料金は、別途の通知前まで現行料金を適用する」と明らかにした。ガス料金は、発電原料である液化天然ガス(LNG)の輸入単価である「原料費」とガスの供給過程で発生する「供給費」で構成される。原料費は毎奇数月の1日、供給費は毎年5月1日に見直される。

政府は供給費を見直す来月1日、住宅や商店街などで使う民需用都市ガスの原料費と供給費を一緒に引き上げる案を検討したが、引き上げ時期を見合わせることにした。ただ、業務暖房用と発電用はそれぞれ1.5%と2.6%引き上げられる。政府が、住宅用ガス料金を昨年5月、1MJ(メガジュール)当たり1.04ウォン引き上げてから、約1年間据え置きの状態だ。

韓国ガス公社は、輸入したLNGを原価の80%の水準で韓国国内に供給しており、営業をするほど損をしている。昨年末のガス公社の未収金は、15兆7000億ウォンに達する。このため、原料費の見直しが行われる今年7月に民需用料金が上がる可能性があるという観測が出ている。産業部の関係者は、「当分の間、料金見直しを先送りしている」とし、「物価状況を考慮して、7月に引き上げを検討できる」と話した。


世宗市=チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com