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ルーブル美術館が「モナリザ」専用の部屋を検討

ルーブル美術館が「モナリザ」専用の部屋を検討

Posted April. 30, 2024 08:41,   

Updated April. 30, 2024 08:41

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一日2万人余りの来館者で「世界で最も失望した芸術作品」に挙げられたフランス・ルーブル美術館の名作「モナリザ」が今後別の専用の部屋で来館者を迎えそうだ。

29日(現地時間)、フランスのメディア、ウェストフランスなどによると、ルーブル美術館のロランス・デカール館長は「モナリザを展示する専用の部屋を設ける案を検討している」と明らかにした。デカール氏は、「私たちが来館者を十分に収容できない状況は常に失望させられるが、モナリザも同じだ」とし、「文化部と協力して必要とする改善内容を検討している」と付け加えた。美術館側はモナリザの専用部屋作りとともに、全般的な展示環境改善案を幅広く検討しているという。

レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作「モナリザ」は、ルーブル美術館を訪れる来館者の約80%がこの絵を見に来ているというほど、絶大な人気を博している。しかし先月、現地のオンラインクーポンサイトのアンケートによると、モナリザは世界で最もがっかりする芸術品で1位となった。人が多すぎて近くに行くのも大変なのに、前でじっくり鑑賞することもできないからだ。美術館側は「7月26日にパリ・オリンピックが開幕すれば来館者はさらに増えると予想されるため、対策が必要」という立場だ。


趙은아 achim@donga.com