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献身と崇高な意志、太極旗記念牌に込めて

献身と崇高な意志、太極旗記念牌に込めて

Posted May. 21, 2024 09:10,   

Updated May. 21, 2024 09:10

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国家報勲部が21日、ソウル龍山区(ヨンサンク)のソウル地方報勲庁で、独立有功者と国家有功者である先代の意志を継いで国家に献身する「名誉ある報勲家族」を選定し、太極旗記念牌を贈呈する行事を開催する。韓東(ハンドン)大学のデビッド・リントン(韓国名:イン・デウィ)教授ほか10人を含む計11人が主人公だ。記念牌は、金色の太極旗の下部に有功者である先代と子孫の写真を刻んで制作された。名誉ある献身を永遠に記憶し、崇高な意志を受け継いでいくという意味だと、国家報勲部は説明した。

リントン教授の曽祖父であるウィリアム・リントン氏(韓国名インドン・1891~1960)は、1912年に米国人宣教師として韓国に来て、日本植民地支配期と韓国戦争を経験し、48年間忠清南道(チュンチョンナムド)と全羅道(チョンラド)で宣教と教育事業に尽力した。1919年、群山(グンサン)万歳運動の準備を後援し、1936年、日本の神社参拝を拒否して強制出国させられたこともあった。政府は、彼の独立運動の功績を称え、2010年に建国勲章愛族章を追敍した。与党「国民の力」のイン・ヨハン(米国名ジョン・リントン)当選者も彼の孫だ。また、リントン教授の祖父であるヒュー・リントン氏は、米海軍大尉として韓国戦争時に仁川(インチョン)上陸作戦に参加した。彼らの子孫であるリントン教授は、2014年に特別帰化した。

京畿道富川(キョンギド・プチョン)消防署に勤務するコン・ビョンサム消防尉の曾祖父である  コン・チョルボ愛国志士(1995年大統領表彰追敍)は、1919年3月に水原(スウォン)の烏山(オサン)市場万歳運動で投獄され、厳しい拷問を受け、その後遺症で1939年10月に殉国した。コン・ビョンサム氏の祖父は韓国戦争に参戦し、戦闘中の負傷で両目を失った国家有功者であり、父もベトナム戦争参戦傷痍有功者だ。

陸軍勤務支援団儀仗大隊所属のシン・ウンジョン下士も、曽祖父と祖父が護国英雄だ。曽祖父であるシン・ウヒョン愛国志士(1963年建国勲章独立章追敍)は、1905年の義兵抗日闘争の先頭に立ち、祖父はベトナム戦争に参戦した国家有功者だ。

このほか、日本植民地支配期、満州で独立軍を養成したイ・セヨン新興武官学校長(1963年建国勲章独立章追敍)の子孫であるヒョン・ジェチョン陸軍中尉と、光復軍に入隊して抗日闘争の先頭に立ったイ・ソクリン志士(1990年建国勲章愛族章追敍)の孫であるイ・チョンラク消防校らも名誉ある報勲家族に選ばれた。


尹相虎 ysh1005@donga.com