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中国高官がエバーランドを訪問した理由は?

中国高官がエバーランドを訪問した理由は?

Posted May. 21, 2014 07:57,   

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中国の高位公務員が27日から30日まで京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)のエバーランド動物園を訪れる。今月初め、エバーランド動物園で生まれた「黄金ザル」を見て、繁殖の秘訣を伝授してもらうためだ。三星(サムスン)の「民間動物外交」が実を結んでいるという評価が出ている。

黄金ザルは西遊記に登場する「孫悟空」の実際モデルで、「ジャイアント・パンダ」「レッサー・パンダ」と共に中国政府が保護する3大珍獣だ。中国政府が海外への搬出を厳しく統制しているが、エバーランドには07年、韓中国交正常化15周年を記念し、オスとメスそれぞれ2匹ずつ合わせて4匹が送られてきた。

この中で一番高齢の「孫悟空」(1998年生まれ、オス)が2匹のメスの間で合わせて4匹の子どもを産んだ。黄金ザルは繁殖が難しく、中国内でも繁殖率が15%に及ばない。特に、今度生まれた黄金ザルは、孫悟空と「ソンソウン」(01年生まれ、メス)の間に生まれた3番目の子どもだ。一対の黄金サル夫婦が3匹を相次いで自然繁殖した場合はとても珍しいケースに選ばれる。

新しく生まれた黄金ザルは身長20センチ、体重500グラムのオスで、来月の一般公開に先立ち、訪韓する中国国家林業局および動物園協会、野生動物保護協会所属の公務員に先に公開される予定だ。

エバーランドのクォン・スワン動物園長(専門委員)は、「主食の果物だけでなく、たんぱく質補充のために、幼虫の間食などを持続的に与えてきた。サルの好物の桑の葉は無農薬の自然産のみを提供し、柏葉は中国から直接空輸してくるなど、精を出したのが実を結んだようだ」と説明した。

エバーランドは先月から中国野生動物保護協会と黄金ザルをはじめ絶滅の危機に瀕した動物に対する国際共同研究も実施している。