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「英雄たちの子供、我々が守ります」

Posted February. 15, 2014 03:28,   

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祖国の海を守り、戦死したり、殉職した海軍将兵の子供らが、学業に専念できるように支援するための「海を愛する海軍奨学財団」が、14日、公式発足した。同日、京畿平沢市(キョンギ・ピョンテクシ)の海軍2艦隊司令部で行われた発足式には、黃基鐵(ファン・ギチョル)海軍参謀総長や財団設立推進委員長の東国(トングク)大学のキム・テウ教授をはじめ、100万ウォン以上の高額寄付者など、20数人が出席した。

奨学財団は、天安(チョンアン)艦沈没事件など、領海を守ることに身をささげ、戦死や殉職した海軍将兵の子供らに、毎年奨学金を支給する予定だ。キム教授などの民間専門家らからなる海軍発展諮問委員会は、昨年2月、奨学財団設立推進委を立ち上げ、各界を対象に、募金活動を行ってきた。その後、予備役団体や企業、一般人らが意を共にし、昨年末、財団設立のための最小金額の3億ウォンを工面した。

キム教授は同日、司令部内の楊萬春(ヤンマンチュン)艦の艦上で行われた奨学基金引継ぎ式で、「海軍の戦死殉職者の子供たちに、この国や国民が、父親を記憶し、誇らしく思うことを伝えることができるよう、ご支援いただいた方々に感謝する」と語った。さらに、「祖国に身をささげた方々やその家族の方々への礼遇や尊敬の空気が、広く広まることを願う」と強調した。

オム・ヒョンソン海軍参謀総長が、財団理事長を務め、参謀の部署長らが、理事会の役員や監査を引き受けた。財団は、奨学基金を安定的に運営するため、目標額を30億ウォンに決め、基金の誘致活動を持続的に繰り広げる予定だ。黄総長は、「奨学財団の設立で、戦死や殉職した将兵の子供らが、心置きなく学業にまい進できる土台ができた」とし、「祖国の海を守った英雄らの崇高な犠牲を称え、遺族らの痛みを暖かく見守っていきたい」と明らかにした。