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病院のメディテル建設、全国どこでも可能に

病院のメディテル建設、全国どこでも可能に

Posted February. 06, 2014 04:34,   

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政府がメディテル(医療機関と連携した宿泊施設)を、病院から1キロ以内のみの建設許可規制を撤廃することにした。これを受け、各医療機関は距離の制限なく、大韓民国のどこにでも、メディテルの建設が可能になる。

5日、保健福祉部と文化体育観光部によると、このような内容を盛り込んだ観光振興法施行令の改正案が、2月、閣議で審議、議決され、早ければ3月1日から実施に入る。

政府は、医療観光の活性化に向け、医療機関の宿泊業を認めるメディテルを、昨年5月から本格的に推進している。しかし設立要件が煩雑なため、医療界からは「見掛け倒し」という評価を受けている。今回の改正案は、メディテル関連の主要要件を大幅に緩和することで、メディテルを、医療観光活性化に実質的に貢献させるためのものだ。

メディテル設立者の資格要件も緩和される。当初、昨年5月に発表した立法予告案には、年間3000人以上の外国人(1人が2度診療を受ける際は、総患者数は2人に認める)を診療した医療機関や年間1000人以上の外国人患者を国内に誘致した医療観光関連業者に対し、メディテル設立資格を与えた。しかし、今回の改正案では、ソウルを除く地域は1000人以上が訪れた病院、500人以上の患者を誘致した業者へと、資格要件を下げることにした。

医療観光という本来の意味を生かすため、メディテルの外国人患者の義務比率規制も現実化される。当初、宿泊客全体のうち、外国人の割合が50%を超えなければならなかった。国際経済状況の変動により、医療観光客の傾向が流動的な上、50%制限は過度な規制だという指摘が多かった。この指摘を受け、改正案では、患者数ではなく客室数で、外国人比率をコントロールすることにした。全客室中、国内人が使用できる最大比率が40%を超えなければ済む。すなわち、100室を保有しているメディテルが、50室のみ埋まった場合、国内人が40室を埋め、外国人は10室のみを埋めればいい。

政府はこのメディテル規制緩和が、医療観光市場の起爆剤の役割を果たすだろうと期待している。