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南北統一に向けた米中協力の必要性が急浮上

南北統一に向けた米中協力の必要性が急浮上

Posted May. 01, 2013 08:23,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制が、根本的な変化の兆しを見せておらず、韓半島の統一と北朝鮮の急変事態に備えての米中協力の必要性が本格的に持ち上がり始めている。

韓国を訪問しているカート・キャンベル元国務部東アジア太平洋次官補は30日、アサン政策研究院主催の国際会議で、「韓米は、(北朝鮮の)予期せぬ状況について、中国と議論しなければならない」と主張した。韓米当局はこれまで、北朝鮮の急変事態への備えや韓半島の統一問題について、引き続き協議してきたが、この議論に中国を含めるべきだと主張したことになる。

ソウルの外交筋は同日、「中国学界や政府の一部からも、北朝鮮の挑発が(中国の)国益を害するという判断の下、韓半島統一が中国にどのように役立つかについて関心を持ち始めた」と伝えた。

5月は、韓半島情勢変化の正念場になると見込まれる。政府関係者は、「5月中に、北朝鮮を対話の場に引き出すためのさまざまな努力が試みられるだろう。北朝鮮が最後まで応じなければ、北朝鮮の問題を解決するゲームの枠組みを根本的に見直すべきだという主張が、より多くの説得力を得る可能性がある」と話した。

3回目の核実験(2月12日)以降続いてきた北朝鮮の挑発脅威がやや小康状態に入っており、30日で韓米合同軍事演習がすべて終了し、5月中に韓半島は対話局面への転換するきっかけを迎えかねないという見方が、政府内外から出ている。これを受け、北朝鮮を対話の場に引き出すための、韓国と韓半島周辺国の米国と中国、日本、ロシアの外交的合従連衡も本格化する見通した。

中国は、在中北朝鮮大使館や平壌(ピョンヤン)駐在中国大使館など、さまざまな外交ルーツを通じて、北朝鮮に挑発を中止し、対話に乗り出すよう説得しているという。中国が、王家瑞党内外連絡部長や武大偉6者協議の首席代表などの高官を北朝鮮に特使として派遣する可能性が高まっている。

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は7日、韓米首脳会議に続き、6月ごろ、中国を訪問し、習近平国家主席と会談するという。

金聖翰(キム・ソンハン)元代行部2次官は、「5月は北朝鮮の一方的な挑発脅威のゲームから、対話のゲームへと変化させようとする『ゲームチェンジー』を、韓半島周辺諸国が試みる局面になるだろう」と話した。



zeitung@donga.com