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「南が北より強くなる?」金日成主席、40年前に嘲笑

「南が北より強くなる?」金日成主席、40年前に嘲笑

Posted November. 04, 2011 06:54,   

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70年代初期、北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席は、韓国を北朝鮮よりも強い国にするという朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の構想を「夢のような話」と一蹴したという。韓国と北朝鮮の経済力は76年から韓国がリードし始め、その後、比較が無意味なほど格差が広がった。

米ウッドロー・ウィルソンセンターが最近発刊した資料集「韓半島におけるデタントの浮上と墜落:1970〜1974」に収録されたルーマニア政府が作成した対話録によると、金主席は71年6月、平壌(ピョンヤン)でルーマニアのチャウシェスク国家評議会議長(当時)と会った席で、朴元大統領の統一政策を批判した。

金主席は、「朴正熙は、韓国が北朝鮮より経済的にも軍事的にも強くなる時、統一が可能だと言っている」とし、「これは彼の夢であるというのが私の考えだ」と述べた。そして、「朴正熙は何を考えているのか分からない。これまで私たちが寝ていて、発展できなかったと考えているのか」と強調した。

金主席は、「そのため、私たちは共産主義を打ち破って統一するという朴正熙のスローガンを恐れない」と付け加えた。金主席は、チャウシェスク議長に、「共産主義が崩壊することは不可能なことだ。朴正熙自らも当分は共産主義を敗北させることはできないという点を認めた」と主張した。

金主席は73年、北朝鮮を訪れたブルガリアのジフコフ国家評議会議長と会談した席で、中国に対する不信と不満を吐露した。金主席は「文化革命当時、中国が中朝国境地帯で、大型スピーカーを使って、北朝鮮に対して大々的な広報戦を行った」とし、「息子が国境地帯に行って帰ってきて、『一睡もできなかった』と言っていた」と話した。



esprit@donga.com