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金宗壎代表、「車や牛肉は最後までもつれる」

金宗壎代表、「車や牛肉は最後までもつれる」

Posted March. 12, 2007 07:18,   

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韓米自由貿易協定(FTA)の第8回交渉が詰めの段階に入り、完全合意に至った分科も次々と出ている。8日の競争分科につづいて、10、11日には政府調達と通関分野が相次いで最終妥結した。

しかし、農産物や自動車などは意見の隔たりがなかなか狭まらず、19日前後に開かれる高官級会談に持ち込まれることになりそうだ。

韓米両国は11日、交渉会場であるソウル龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)のグランド・ハイヤットホテルで農業や繊維など、八つの分科会議を開き、通関分野の焦点について最終妥結した。輸出貨物の通関手続きを簡素化し、第3国で生産された物品の迂回輸入を防止することで意見が一致した。

交渉団はこれに先立つ10日、公共機関の物品に関する市場を相手国メーカーに開放するという政府調達分科で、完全に妥結した。

政府調達は米国が州政府の調達市場を開放対象から外し、韓国も地方政府や公企業の調達市場を対象から外すことにした。これまで議論が続いてきた学校給食市場も政府調達から外すことにした。

また、両国はサービス分科で、放送や通信市場を開放する方策を除いては、残りのほとんどの焦点に決着をつけた。環境や技術障壁(TBT)、衛生検疫(SPS)、電子商取引、通関、労働分科も細部的な文章作りを除いては事実上妥結した。

金宗壎(キム・ジョンフン)韓国首席代表は11日、記者団との昼食会で、「交渉の決裂は念頭においていない」とし、「決められた時間内に妥結できる」と述べた。

しかし、農産物や自動車、繊維などの分野は依然として両国の利害関係が厳しく対立しており、交渉の実質的な妥結期限である今月末まで、厳しい駆け引きが続く見通しだ。

同日米国側では、韓国の期待に大きく及ばない水準の関税の廃止案を示した。

ウェンディ・カトラー米国首席代表は、「農業や自動車はもとより、製薬や貿易救済のような懸案も依然として厳しい状況だ」と語った。

金代表は、「自動車と牛肉は最後まで交渉が続くだろう」としつつ、「第8回目の交渉が終わった後、首席代表や通商長官級の高官級の会談が2回開かれるだろう」と話した。

一方、米下院のジョン・スプラット(民主党)議員やハーワード・コーブル(共和党)議員は9日(現地時間)、スーザン・シュワーブ米国通商代表部(USTR)代表に、「韓米FTAで、韓国産の繊維製品が米国に大量に押し寄せてくることを憂慮する」という内容の書簡を送って圧迫した。



abc@donga.com