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「山がしきりに呼んでいます」 女性山岳人オ・ウンソン氏

「山がしきりに呼んでいます」 女性山岳人オ・ウンソン氏

Posted November. 24, 2006 06:50,   

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韓国の代表的な女性山岳人オ・ウンソン(40、ヨンウォン貿易・水原大学山岳部OB、写真)氏。

オ氏は先月14日、ヒマラヤのシシャパンマ(海抜8027m)を無酸素で登った後、ただちに移動し、2日にチョー・オユー(海抜8201m)も無酸素で挑戦したが、頂上をわずか100m先に控えて気象悪化で惜しくも引き返した。

シシャパンマに挑戦する時は落ちてきた氷の塊に打たれ、左側の肋骨2個が折れ、1個にヒビが入る負傷にもかかわらず、オ氏は歯を食いしばって頂上に立った。まさに「鉄の女性」と呼ぶに値する。

23日、突然現れたオ氏は「ああ、のどが渇いた。冷たい水を一杯ください」と話した。彼女に何かあるに違いない様子だった。

2004年5月、エベレスト(海抜8850m)の頂上に登った後、下山道で気を失う直前の状態だったオ氏は「気力を回復するのに最高」とし、どこへ行こうが、暖かい中国のプーアル茶の入った魔法瓶を持ち歩きながら、少しずつ飲んだ。だが、同日は冷や水をぐいぐいと飲み込んだ。

「本当に大変ですね。山に登るのは私だけうまくやれば良いけれど、遠征隊を引率するための協賛をお願いすることも大変だし、隊員を集めることもままならないですね」

9日に帰国したオ氏は再び高山に向かう計画を立てていた。この31日、オセアニアの最高峰であるインドネシアのカルステンツ(海抜4884m)に挑戦する。

オ氏は1月31日、冬季トレーニング中に折れた足から鉄芯を抜き取るやいなや、カルステンツに向かったが、反軍が出没するという理由で、入山が禁止されたため、山を見ることさえできずに帰ってきた。「カルステンツ山とは悪縁です。早く終わらせなくてはさっぱりしない…」。

カルステンツ遠征が計画どおり進行すれば、オ氏は帰国して3日後の12月18日にヒマラヤに向かう。エベレスト南側に位置した「ヒマラヤの宝石」アマダブラム(海抜6812m)に後輩の女性山岳人4人を率いて挑戦する。この女性登山隊の遠征大将と登山大将はすべてオ氏の役目だ。「優れた女性の後輩が本当に多いのに、ヒマラヤを経験する機会がありません。何度も接してみてこそ、挑戦する意欲も出るでしょう」。

問題は9000万ウォン余りもする遠征経費。所属会社のヨンウォン貿易とLIG損害保険などが支援を約束したが、それでもまだ4000万ウォン余りが足りない。

「家を売ってでも必ず行くつもりです」と意地を張るオ氏は「今回の遠征がうまくいったら、次はブロードピーク(8047m)とK2(8611m)にも女性登山隊で挑戦する予定だ」と話した。



jeon@donga.com