Go to contents

米民主党、「ブッシュの独走にブレーキ」

米民主党、「ブッシュの独走にブレーキ」

Posted January. 21, 2005 23:15,   

한국어

華やかな就任式と共に20日に発足したブッシュ米大統領政権2期目が、スタートから困難にぶつかっている。

国務長官をはじめとする一部の次期閣僚指名者への上院承認にブレーキがかかり、承認手続きが遅れているためだ。

野党民主党は、ブッシュ大統領が推進中の各種政策への制動を予告している。

▲閣僚任命の遅延〓当初20日に就任する予定だったライス次期国務長官は、一部の民主党上院議員たちの異議申し立てにより、承認の表決が遅れている。

ライス次期国務長官は19日、上院外交委員会で、賛成16反対2で承認を受けた。しかし、上院全体会議の表決を控え、民主党のバード議員らが追加質疑を要求したため、25日の上院全体討論を経て、26日に表決することになった。

このため19日に離任式を終えたパウエル長官が、しばらく継続して勤務する状況になった。副長官と次官に対する人事も連鎖的に引き延ばされる副作用も生じた。

ゴンザロス次期法務長官も、承認が遅れている。ゴンザロス次期法務長官は、上院法司委員会の聴聞会が開かれて2週間が経ったが、法司委の承認が出ていない状態だ。

ケネディ民主党上院議員が、「ゴンザロス指名者は、イラクとアフガニスタンの捕虜に対する拷問と関連して、真剣で一貫した答弁をしなかった」としてはどめをかけたため、法司委の表決が次週にずれ込んだ。

チャートフ次期国土安保長官指名者は、まだ承認聴聞会の日程さえ決まっておらず、就任がかなりの期間、延期されるものと見られる。

情報機関改革のために新設した国家情報局長は、人選もまだ行なわれていない状態だ。

▲野党の強硬姿勢〓フェローシ下院民主党院内代表は、ブッシュ大統領の就任式が開かれた20日、「個人的にブッシュ大統領の再選を祝いたくない」とし、「私のすべての権限を共和党の破壊的な議題に対抗して戦うことに使う」と宣言した。

大統領選挙で敗れたケリー上院議員も、「民主党は信念をもって、退いてはいけない」という声明を発表し、共和党が税金改革と判事指名などの重要事案に民主党と妥協することを促した。

民主党は、ブッシュ大統領が政権1期目に指名したものの承認を受けることができなかった連邦判事候補20人を再指名したことにも、強く反発している。

民主党の強硬姿勢は、来年の中間選挙を意識した戦略的な面もあると分析される。

このため、ブッシュ大統領が野党と妥協できなければ、早期に求心力が低下するものと憂慮されている。



權順澤  maypole@donga.com